高専のテストは1番最初が大事?最初のテストで5年間が決まる??

こんな疑問を持っている人に読んでほしい

今回は、高専のテストとそれがどのように高専生活に影響してくるかについて解説します。

こんな悩みを持っている人に読んでほしい
  • 高専のテスト・成績ってどんな仕組みなの?
  • 高専のテストは1番最初が大事なの?
  • 最初のテストで5年間が決まる?

この疑問にお答えします!!

高専でのテストの重要性

高専生活の中でテストは一大イベントの一つであり、成績は進級や卒業後の進路にも関係してきます。ここでは、高専におけるテストの重要性について説明します。

高専におけるテスト・成績・進級の説明

高専では、多くの場合1年間を4つの学期に分け、学期末に定期試験を実施します。その試験の点数が成績に関係しますが、成績は試験の点数だけでなく、宿題・レポート・小テストなどの課題の点数も含めて計算されます。試験と課題の点数比率は科目によって異なるため、Webシラバスなどで詳細を確認することが重要です。

進級の条件は、基本的にその学年で履修するすべての科目に合格することです。科目の成績が100点満点中60点以上であれば合格となります。ここで注意すべきなのは、試験で60点を取れなかったとしても、課題の点数を加算することで合格できる場合があるということです。
例えば、試験と課題の点数比が70:30の科目で試験の得点が50点だった場合、課題の点数が30点満点中25点以上あれば、

50×0.7+25=60

となり、合格できます。経験上、課題の点数はしっかり取り組めば満点をもらえることが多いため、試験だけに頼らず課題にも力を入れましょう。

最初のテストの重要性

高専1年生にとって最初のテストは非常に重要です。その理由は、高専での勉強のレベルが中学と大きく異なり、また内容が5年間を通して積み重ねなので最初のテストの成績が今後の学習姿勢に大きく影響するからです。
特に数学はその後の専門科目の基礎となるため、ここでつまずくと5年間ずっと影響を受ける可能性があります。また、中学校とは異なり、先生が授業中に勉強が分からない生徒を積極的にフォローすることは少なく、自分で学習する力が求められます。

最初のテストで手を抜くとサボり癖がつく

受験勉強から解放された安心感や、入学早々の勉強の難易度の上昇により、最初のテストで手を抜いてしまう人もいます。しかし、ここで手を抜くと、その後も学習を怠るようになり、サボり癖がつくことがあります。その結果、留年・退学につながるケースも少なくありません。

最初のテストの結果が5年間を左右する理由

最初のテストの結果は、今後の学習意欲や自信に大きな影響を与えます。良い成績を取れば自信につながり、学習意欲が高まりますが、悪い成績を取ると勉強に対するモチベーションが下がる可能性があります。そのため、最初のテストでしっかり結果を出すことが大切です。

テストの成績が進学や就職に与える影響

テストの成績は、席次(順位)を通じて進学や就職に影響します。

  • 進学の場合: 推薦をもらうためには、一定の席次以上である必要があります。
  • 就職の場合: 希望する企業が競争率の高い場合、成績が良い方が優先されることがあります。

特に大学や専攻科への推薦は4年次の成績が重要視されるため、4年次は順位争いが激しくなることが多いです。

最初のテストで失敗した場合の対処法

最初のテストは傾向や出題範囲が分からず、失敗することもあります。大切なのは、その失敗をどう乗り越えるかです。

原因を分析する

まずは失敗の原因を分析しましょう。

  • 学習時間が足りなかった?
  • 出題範囲を間違えた?
  • 内容を理解していなかった?、など

失敗した全ての教科の失敗した原因を明確にすることで、次の対策が立てやすくなります。

学習方法を見直す

分析結果を踏まえ、学習方法を見直しましょう。

  • 学習時間を増やす
  • 出題範囲を正しく把握する
  • 予想に頼らず、すべての範囲を学習する
  • 理解できない内容は友達や先生に質問する

次のテストまでに失敗した原因をできるだけ取り除くようにしましよう。

先生や先輩に相談する

テスト勉強で分からないことが出てきたら、一人で悩まず先生や先輩に相談しましょう。特に先生は、教員室に行けば親身に教えてくれることが多いです。このとき注意してほしいのはなんとなく分からないと質問するのではなく、具体的にどこが分からないか整理して質問することです。

諦めずに努力する

友達や先生に相談しても、テスト本番は自分一人です。原因を分析して、学習方法を見直して、勉強を諦めず努力して次回のテストで挽回を目指しましょう。

計画を立てることのメリット

失敗しないために、勉強計画を立てることが重要です。

効率的な学習

計画を立てることのメリットとして効率的な学習が可能であるということがあります。学習すべき範囲を明確にして、無駄な時間を省いて、効率的に学習をしましょう。

不安の軽減

テストの期間ではいくら勉強しても不安になることがあると思います。その時、計画通りに学習を進めることで、テストに向けての不安を軽減することができます。不安を完璧に払拭することは出来ませんが、不安を軽減しより良い体調で試験へ臨めます。

学習習慣の形成

計画を立てる習慣をつけることで、学習習慣を形成することができます。学習習慣はテストのために限らず重要です。高専在学中も卒業後も目的のために学習しないといけない場面が多くあります。こういった場面に備えてテストを通して学習習慣を形成することは非常に役に立ちます。

計画を立てるためのステップ

  1. やるべきことを洗い出す: 各科目のテスト範囲を確認し、ページ数などの学習すべき範囲を明確にしましょう。  
  2. 優先順位を決める: 苦手、理解に時間がかかるなど重要度の高い科目や範囲から優先的に学習する必要があるため、科目に対して優先順位を決めましょう
  3. スケジュールを立てる: 具体的な学習スケジュールを作成しましょう。日々の学習時間や学習内容を明確に決めてノートやエクセルなどに書き込み、いつでも見られるようにしましょう。
  4. スケジュールを調整する: 計画通りに進まない場合でも、柔軟にスケジュールを調整できるようにしましょう。

計画を立てる際の注意点

学習計画を立てるときには現実的な計画を立てる必要があります。いくら詰め込んだ計画を立てても実行できなければ意味が無いので、無理のない範囲で計画を立てることが重要です。また休憩時間を確保して、焦らず計画的に勉強を行いましょう。

まとめ

  • 高専のテストは1番最初が大事!
  • 失敗しても分析しても学習方法を見直し、勉強を諦めず努力しよう!
  • 効率的な学習を行うために計画を立てよう!

ライター情報

熊本高専 人間情報システム工学科

  • ハルキ
  • 情報系の高専生。趣味は写真。
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