
はじめに
高専学力入試では“試験の結果が100%”と思われがちですが、多くの高専で中学評定(内申点)を試験点に加算する制度を導入しています。この記事では、評定加算制度の仕組みや、評定を上げるための具体的な勉強法、自分に合った受験戦略、実例から学ぶ成功のコツ、そして早期対策の重要性を解説します。
学力入試に評定が影響する理由
評定加算の仕組み
多くの高専では、5段階評定の合計点を学力試験の得点に上乗せします。評定比重は学校によって異なりますが、20~30%程度が一般的で、近年増加傾向にあります。
詳しい入試制度の仕組みは『高専入試とは?国立高専入試制度を徹底解説!』で解説しています(https://know-star.com/blog/kosen-nyushi/kosennyu-toha/) (高専入試/高専/大学編入のための高専塾ナレッジスター)
学力試験で評定を評価しない高専例
仙台高専など一部校では評定を加算せず、試験点100%で合否を判定します。内申点に自信がない場合は、こうした学校を狙うのも一つの戦略です。
評定を上げるための勉強法
1.定期テスト対策のポイント
定期テストで安定した高得点を取ることが内申点アップの要です。
授業で扱った問題や課題、ワークなどで試験範囲の内容を何度も反復演習しましょう!
さらに詳しい方法は『【今からでも遅くない】高専推薦入試のために評定を上げる方法!』(https://know-star.com/blog/kosen-nyushi/kosen-hyouteiage/) (高専入試/高専/大学編入のための高専塾ナレッジスター)
2.学習態度の重要性
評定には「授業態度」や「課題提出状況」も反映されます。出席率や挙手回数、宿題の品質・期限厳守など、日頃からの積み重ねが大切です。
特に課題の提出期限は守るようにしましょう!課題の評価がグッと下がってしまうことがあります。
私が中学生だったころの数学の先生は、提出期限が一日遅れるごとに評価が½倍になっていました。
1日遅れるだけでかなりの致命傷でした、、

自分に合った受験戦略
評定を気にしないの高専の選択
評定に不安があるなら、募集要項に「評定加算なし」と明記された高専をリストアップしましょう。志望分野とのマッチングも忘れずに。
オープンキャンパスでの相談を活用する
オープンキャンパスで校風や設備を体験し、疑問点は高専教員による相談で直接質問しましょう。
実例から学ぶ成功のコツ
学力だけで勝負するなら、試験本番での得点力が鍵です。過去の先輩は、英語1問ミスで497点を獲得し、評定3でも合格しました。自分の得意科目と苦手科目を分析し、重点的に補強する戦略が有効です。夏は成長する大きな山場です!!
具体的な勉強スケジュール例は『【新中3必見】高専入試に合格するための勉強スケジュールと対策法』をご覧ください!(https://know-star.com/blog/kosen-info/kosen-exam-study-plan-junior3/) (高専入試/高専/大学編入のための高専塾ナレッジスター)
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まとめ:早期対策の重要性
学力入試でも評定は無視できません。1年生のうちから定期テスト・授業態度の両面で得点を積み、夏前には志望校を絞り込んで対策を始めましょう。
ただし、なかには評定を一切評価対象にしない高専も存在するので、そのような高専を受験する中学生は早い段階から入試対策を頑張りましょう!
Q&A
Q1. 評定の換算方法は校ごとに違いますか?
A. はい。加算点の比重や算出方法は高専ごとに異なるため、必ず各校の募集要項を確認してください。
Q2. 高専の入試対策はいつから始めるべき?
- 中3の夏休みまでに中学3年間の全範囲の予習復習を終わらせ、夏休み明けからはすぐ演習に取り掛かれる準備をしましょう。
Q3. 授業態度以外に評定が下がる要因は?
A. 出席率の低さや課題未提出、提出物の質も評定に影響します。日頃から丁寧な取り組みを心がけましょう。

ライター情報
仙台高専マテリアル環境コースを卒業。
ニックネーム:nao
研究室では化学を専攻。コガネムシの研究をしていました。
趣味は野球観戦。楽天イーグルスを応援している仙台っ子です。