高専はほかの学科と交流はあるの?友達の作り方とは?

高専入学後ほかの学科と交流はあるのでしょうか?高専入学後に友達ができるか不安ですよね。
実際どのように他学科の人と交流してるのか、友達の作り方や友達の重要さなどについても詳しくご紹介します。

はじめに

高専は各高専によって、入学後のクラス分けが異なっています。クラス分けの仕方について2パターンに分けて説明します。自分が入学・志望する高専がどうなのかあらかじめ確認してください。

1.入試の時に志望した学科がそのままクラスになる

福島高専や久留米高専、奈良高専では出願時に希望した学科がそのままクラスになり、5年間クラス替えがありません。5年間同じクラスメイトと過ごすということになります。

2.1年次は混合クラスで2年次から学科ごとのクラスになる

仙台高専や長岡高専、茨城高専では1年次は全学科混合クラスで、2年次から自分の希望学科に配属され、2年次以降は学科ごとのクラスになります。
1年次が混合クラスであった方が他クラスとの交流の回数は増えると思います。

Q.実際、高専で他学科との交流はあるの?

A.中学校や普通高校に比べたらほかのクラスの人との交流は薄いかもしれません。しかし、交流がある人はあります!

交流の仕方

高専では一体何をきっかけに、他学科の人と交流するのでしょうか?
私の実体験をもとにいくつか紹介します!

1年次の混合学級の友達と2年次以降も交流

はじめの項でもご紹介しましたが、1年次の所属学科がバラバラの混合学級の場合があります。
大体4つほどの学科の混合クラスとなるので、他学科の多くの人と1年間過ごすことになります。
まずこの1年間で多くの他学科の人と仲良くなるでしょう。
1年次はいつも一緒に行動していたのに、2年次からクラスがばらばらになることはよくあります。
しかし、2年次以降も交流があることがほとんどです。クラスが違うからと言って、交流が減るということではありません。

授業・実験

高専では通常の座学の授業もありますが、座学だけでなく集団・グループに分かれて行う実験の授業もあります。仙台高専の場合、1年次に4~5個のテーマから好きな実験を1つ選んで1年間勉強する授業がありました。その際は、他クラスの人と一緒に実験をするので色んな人と交流することができました。高専で実験の授業があると、もれなくレポート課題がセットでついてきます。
レポートを1人で行う学生もいますが、グループの人と一緒に行う学生も多いです。私も、他クラスで同じグループだった人と一緒にレポートをしていました。
授業だけでなくレポートを通して友達を作ったのを覚えています。
低学年のうちは、授業時間ではこのように実験くらいでしか交流できる機会がありませんが、高学年になるにつれて交流の機会は増えてきます。高学年になってからの交流は大した意味がないかもしれませんが、選択科目や第2言語で他学科と交流はあります。

部活・委員会活動

同じ学年の横の繋がりだけでなく、ほかの学年・学科との交流があるのは、やはり部活や学生会などの委員会活動です。部活は学科関係なく入れるので色んな学科の人と交流ができます。高専は5学年まであるので、1年生は4つも年上の先輩と知り合うことができます。
このように5学年との交流ができるのは、高専くらいです。高専の強みのひとつです。
中学・高校と同じで部活の繋がりは濃いです!!
私は、編入入試の際に高専の先輩にとてもお世話になりました。
是非、部活や委員会に入りコミュニティを広げていってください!

ゲームなどの趣味繋がり

最近の学生はゲームやインスタグラムなどのSNSを通じて、他学科の人同士で交流があるようです。
共通の趣味の話題で交流できるのは素晴らしいです!
学校外の時間で一緒にゲームをすることがよくあるみたいです。
つまり、他学科の人との交流の仕方はたくさんあるということです。

やっぱり同じ学科の人との交流が深い!

同じ学科の人とは、4~5年間の学校生活で一緒に実験や実習を行うので深い仲になります!私にとっては一番居心地のよい場所でした。

友達の重要さと作り方

なぜ友達作りが重要なの?

高専は5年間一貫教育の学校です。5年間友達なしでは学校生活が楽しめず辛いと思います。
高専では、同級生との横の繋がりが大切になってきます。
定期試験において過去問なしで5年間ひとりで頑張るのはかなり大変です。
授業や実験について相談できる友達がいるのといないのでは大違いです。
楽しくより良い学校生活を送るためにも積極的に友達を作るようにしましょう!

友達作りのきっかけは何から?

大事なのは、一番最初の自己紹介だと思います。はじめが肝心です。
自己紹介には、話しかけるきっかけとなるエピソードがたくさんあります。自分の趣味や出身、部活などの話題で興味を惹くことができます。
私も自己紹介をきっかけに色んな人とお話しました。
最初はだれもが緊張していて、友達も少なく不安に思っています。誰もがそう思っています。
そんな時に声をかけてくれる人がいたら嬉しいはずです。人見知りなどは気にしないで臆することなく話しかけに行きましょう!

話しやすい雰囲気を作ることが重要!?

自己紹介をきっかけに話しかけてみたい人がいたとしても、話しかけづらい雰囲気の人だと近寄りにくいです。私は、初対面の印象が怖かったみたいで話しかけるまで時間がかかったと言われたことがあります。
そのため、話しかけにくい負のオーラを出したり、斜に構えたりするのはやめて「話しかけてほしいよ」みたいなオーラを出すようにしましょう!

みんなの高専広場とは?

みんなの高専広場とは、全国の高専受験生が集まる様々な情報を共有する場所です。
Discordというアプリ上でやりとりする仕組みで、チャット形式で全国の高専受験生と色んなことを話すことができます。LINEグループをイメージしてもらうと良いです。
累計2000人以上集まるオンライン上の広場なので、すぐに他校・他学科の人と交流ができます。
入学前に友達ができちゃうかもしれません!
不安や悩みがある方はぜひ参加してみてください。沢山の方が親身に相談にのってくれます!

https://discord.com/invite/8PnWQ7xhfC

まとめ

本記事では、高専での他学科との交流の仕方や友達の作り方について紹介しました。
中学校や普通高校に比べたら交流の機会が少ないかもしれませんが、高専にも交流の仕方は沢山あります!

他学科との交流の仕方

  • 1年次のクラスが同じだった友達と2年次以降も交流
  • 選択科目の授業や実験の班が同じで交流
  • 部活や委員会活動で多くの学科の人と交流
  • ゲームや趣味の繋がりから交流
  • また、高専で友達を作るうえで心がけるとよいことについても紹介しました。
    はじめの自己紹介が重要で、話しかけやすい雰囲気づくりを意識するとよいです。
    人見知りを気にして斜に構えるのは控えて、臆することなく話しかけに行きましょう!

    最高に楽しい5年間の高専生活になることを願っています。

    ライター情報

    仙台高専マテリアル環境コースに在学。ニックネーム:nao
    研究室では化学を専攻。コガネムシの研究をしています。
    趣味は野球観戦。楽天イーグルスを応援している仙台っ子です。