高専のテストは難しい!?1位をとるための勉強法とは?!

この記事では高専の定期試験、成績評価の仕組みについて紹介しています。また、赤点、留年について詳しく解説します。この記事を読めば留年に対する不安も解決します!また、定期試験で高得点を取り、席次1位になるための勉強法を伝授します!

高専入学後のテストはやばい?

高専志望の受験生、入学直後の1年生は、「高専の授業ってむずかしそう…」「赤点が高いって聞くけど留年はするの?」と高専の勉強に対して不安を持っているのではないでしょうか。そんな受験生、高専生に向けて現役高専生がその実情に回答します!!

テスト期間

テスト期間は高専によって様々ですが、3~6日間の高専が多く、中学校よりも長いのではないでしょうか。科目数はクラス、学年によって異なり、3~15科目となっています。1~3年生では一般科目を中心に学び、4、5年生で専門科目が増えていきます。

成績の付け方

成績の付け方は各科目の担当の先生によって異なります。

例)

  • テスト100%
  • テスト60% レポート40%
  • レポート80% 出席点20%

テスト評価

テスト評価は定期試験のテストの点数がそのまま成績に反映されます。
学年末成績に関しては、前期中間試験、前期期末試験、後期中間試験、後期期末試験の素点の平均点で評価されることが多いです。

レポート評価、出席点

レポート評価は実験実習のレポートの出来の良さから点数がつけられます。学習単位の授業はすべてレポートを出さないと進級できません。文章を書くのが苦手でレポート提出に不安を感じている中学生もいるかもしれません。まず、出さない神レポートより出すゴミレポートということを前提に考えてください。レポートで高得点を取るためには、考察を大量に書く、計算ミスをしない、すべて丁寧にこなす、という3点が重要です。考察を考えるのは大変かもしれません。正直、考察は書けば書くほど良いです。ChatGDPなどのツールも利用して頑張りましょう。
出席点は授業に出席するこで点数がつけられます。体育は出席点の割合が大きいです。また、授業内課題を提出することで出席点と見なす先生もいます。

成績の計算方法

1.テスト評価

テスト100%の教科で中間90点、期末80点をとった場合

  (中間90+期末80)/2=85となり、成績は85点となります。

2.テスト評価とレポート評価

テスト60%、レポート40%の教科で中間50点、期末50点、レポート80点を取った場合

  {(中間50+期末50)/2}×0.6+レポート点80×0.4=62となり、成績は62点となります。

  このように成績の評価配分によってはテストが60点以下でも赤点にならない場合があります。

コース、クラス分け

仙台高専や秋田高専のように2年生へ進級する際、学科、コース分けを行う高専も存在します。クラス分けは1年生の成績を元に決められます。志望する学科・コースが人気で倍率が高いと、第一志望の学科・コースに配属されないことがあります。そのため、自分の志望するクラスに確実に入るために1年生で高席次をとっておく必要があります。

高専は赤点が60点!?

普通高校と違い、ほとんどの高専は赤点が60点となっています。赤点以下の成績をとってしまうと単位が取得できず、留年してしまいます。また、出席回数が足りずに留年する学生もいます。

MEMO
  • 一部の高専は赤点が60点じゃないこともあります

高専は本当に留年するの?

高専は勉強が難しく留年してしまうのではないかという不安を抱えている人は多いと思います。実際に、私も高専入学前は留年に対する不安を募らせていました。しかし、高専生になって分かったことは、先生たちは協力的であり、あらゆる手段を使って学生を進級させてくれるということです。

サボり続けない限り、留年はしません!!

赤点をとったらどうすればいい?

いくら先生たちが協力的だったとしても、どうしても難しい教科で赤点をとってしまうというのはあるあるです。1つや2つ赤点があったとしても即留年とはなりません。

救済措置・再試

救済措置は先生によって様々です。主に再試、レポートがあります。救済措置は先生のさじ加減ですべて決まります。夏休みや春休みに再試をする先生も多いです。先生によっては再試を行わない宣言をすることもあるので先生の見極めも大事ですが、結局のところ再試を行ってくれたり、レポートで進級させてくれたりします。赤点をとってしまっても気負わずに再試を受けましょう。
進級する意思があることを示すのが大事です!

席次1位が教える高専の勉強法!!

高専での成績は就職や進学に直接関わってくるため、是非とも高い席次をキープしたいところです。高専での勉強の仕方が分からない高専生に向けて、席次1位をとるための勉強法を伝授します!!

テスト勉強の2タイプ

テスト勉強には一夜漬け型とコツコツ勉強型の2つのタイプがあります。ほとんどの高専生はどちらかに分類されます。

一夜漬け型

名前の通り、一夜漬けの勉強で乗り切ろうというタイプです。テスト勉強を始めるのが遅く、しょうがなく夜通し勉強する学生もこれにあたります。正直なところ、高専生の約7割はこのタイプです。メリットとして、テスト直前に勉強時間が多く確保できることが挙げられます。しかし、睡眠不足に陥りやすく、集中力が続きにくいというデメリットも存在します。人によっては一夜漬け型が向いていることもあります。私は絶対におすすめしません。数学などの一夜漬けでなんとかならない科目もあります。普段から授業を聞き、テスト期間にしっかり勉強するのをおすすめします。

コツコツ勉強型

テスト期間の1、2週間以上前からテスト勉強をするタイプです。高専生全体では珍しいタイプかもしれません。席次上位の学生はこのタイプが多いです。内容が難しく、授業だけでは理解が乏しい教科は圧倒的な勉強量の暴力で解決しましょう。努力に勝るものはありません。私はこの勉強法をおすすめします。

過去問を入手!

過去問は高専のテスト勉強で最も重要と言っても過言ではありません。専門教科は数学や物理などと違って問題集がありません。問題演習は勉強の理解度を大きく向上させてくれます。そのため、過去問で問題の傾向を把握し、問題演習を通して理解度を向上させることが重要です。過去問は先輩経由でしか入手できません。部活や寮の先輩から過去問を入手できない人はクラスメートから譲ってもらいましょう。過去問を共有するクラスの雰囲気づくりも大切です。高専のテストはチーム戦です。席次を競って落とし合わず、みんなで協力してテストを乗り切りましょう。私のクラスでは過去問を共有する決まりがあり、過去問のデータベースが作られています。

席次1位の勉強法!

ここでコツコツ勉強型の私の例を紹介します。

テスト2週間前:テスト勉強開始、持ち込み資料作成

高専はテストのときに持ち込み資料が許可される科目があります。テストが近づくにつれて時間に追われていくため、早めに持ち込み資料を作成することをおすすめします。

テスト1週間前まで:教科書、問題集、講義資料などを全体的に1周勉強

ここでは記憶よりも内容理解を意識して勉強します。英語は音読を中心に勉強します。隙間時間に少しづつ進めていくことで勉強する辛さはかなり軽減されるはずです。

テスト2日前まで:記憶が必要な教科を高速周回、不安な教科は教科書、ワークを解き直す

私の場合はテスト前日だけではどうしても覚えられない内容があります。そのため、覚える量が多い科目は広く、浅くを意識して高速で周回していきます。また、不安な科目に関してはワークを何周も解いていきます。私は「物理のテストが難しい」と感じたためワークを最低3周は解いていました。テスト2日前までに一回は過去問を解き、テストの傾向や難易度を把握しておきます。

テスト前日:翌日の試験科目だけに集中し、できるだけ暗記する。

高専のテストは多くても1日に3教科となっています。前日からは翌日のテストだけに集中し、過去問を中心に徹底的に記憶していきます。すべて覚えるのが大変な場合は、ある程度取捨選択していくのも大切です。私の場合は睡眠不足でミスが増えるため最低でも5時間は寝るようにしています。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました!
この記事で伝えたかったことは、レポートは出そう!・サボり続けない限り留年はしない!
ということです。是非とも勉強法も参考にして席次1位を目指して頑張ってください!

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最後までご覧いただきありがとうございました! 

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ライター情報

ニックネーム:ひびき

久留米工業高等専門学校制御情報工学科4年。軽音楽部副部長。趣味はドラム/読書/ずっと真夜中でいいのに。/ACAねfanboy/