以下のような盛り沢山の内容をまとめました。
目次から自分の見たい項目だけを見に行ってもOKです。
この記事を読むとわかること
- 和歌山高専ってどんな高専?
- 和歌山高専はどんな生徒を求めてる?
- 和歌山高専と一般的な高専の入試制度の違いとは?
- 和歌山高専の入試倍率
- 和歌山高専合格最低点・平均点
- 和歌山高専の偏差値とレベルが近い高専、高校一覧
- 和歌山高専への入試出願方法
- 和歌山高専の卒業後にはどんな進路が選べる?
- 和歌山高専の学費と奨学金制度
- 和歌山高専受験生からのよくある質問
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和歌山高専の特徴
学科の種類
学科は、知能機械⼯学科、電気情報⼯学科、生物応用化学科、環境都市工学科の4つです。
学生総数と男女比率(男子学生数・女子学生数)
学⽣総数:823人
男⼦学⽣:641⼈、⼥⼦学⽣:182⼈
男⼥割合(女性⽐率):約22%
(令和4年5月現在)
寮生総数と男女比率(男子寮生数・女子寮生数)
寮⽣総数:459⼈
男⼦寮⽣:367⼈、⼥⼦寮⽣:92⼈
男⼥割合(女性⽐率):約20%
和歌山高専の偏差値
和歌山高専の偏差値は65、全国の高専の平均は62.2です。
和歌山高専の特徴
- 1年、2年生の男子学生は原則全寮制です。
- 卒業生の約37%が専攻科や、国立大学へ編入進学。
- 卒業生の就職希望者の就職率は100%の。求人も10倍以上と多くの企業から求められています。
- 部活動も活発で体育系や文化系、同好会などもあり充実した学生生活を送れます。
- 英語プレゼンコンテストやロボコン、デザコン、プロコンなどに積極的に参加しています。
- 全国高専ロボコン大会2023では近畿地区大会に2チーム出場、準優勝、優勝を受賞。全国大会へ出場した。
和歌山高専のアドミッションポリシー
求める人材像の要約
本科(準学士課程)では、以下の素養を有する人を求めています。
・基礎学力に基づき、自らの考えを文書や口頭で説明・理解させることができる人
・科学技術に興味を持ち、志望する学科の専門知識と技術を修得したい人
・自ら積極的に行動し、充実した高専生活を送りたい人
・将来、修得した専門知識や技術を活かした仕事に就きたい人
学科ごとのアドミッションポリシーの要約
○知能機械工学科
・ロボットなどの知的機械を自作するための知識と技術を学びたい人
・自らの工夫で新しい装置を創造する意欲のある人
・機械工学を通して人と地球にやさしい社会の形成に貢献したい人
○電気情報工学科
・電気エネルギーで私たちの社会を豊かにしたい人
・アプリや人工知能のしくみを学びたい人
・ロボットなどを思い通りに動かすための知識と技術を学びたい人
○生物応用化学科
・化学的に、人に役立つ物質を作ったり、新しい物質・素材を発明したい人
・生物の力を活かして有用な物質を作ったり、未知の生体に関連する物質を発見したい人
・国際性を身につけつつ、地域の特徴や環境に配慮したものづくりをしたい人
○環境都市工学科
・街・道・港・橋などをつくりたい人
・地球環境を守りたい人
・災害から人の命を守りたい人
和歌山高専|募集要項の要点まとめ
和歌山高専入試の選抜方法
1. 学校長推薦⼊試
2. 体験実習入試
3. 学⼒検査⼊試(提携高専による追選考制度あり)
4. 帰国⽣徒特別選抜
和歌山高専の募集定員
学科 | 募集人員 | 推薦定員 | 体験実習定員 | 学力検査入試 | 帰国⽣徒特別選抜定員 |
---|---|---|---|---|---|
知能機械工学科 | 40名 | 各科とも定員の40%程度 | 各科とも定員の20%程度 | 各科とも定員の40%程度 | 各科とも若⼲名 |
電気情報工学科 | 40名 | ||||
生物応用化学科 | 40名 | ||||
環境都市工学科 | 40名 | ||||
計 | 160名 |
和歌山高専入試日程・出願受付締切日・合格発表日
和歌山高専 推薦入試日程
出願受付締切⽇:2023年12月7日(木)まで。
検査⽇:2024年1⽉6⽇(土)小論文、面接あり
合格発表日:2024年1月12日(金)10時
和歌山高専 体験実習入試日程
出願受付締切⽇:2023年12月25日(月)まで。
検査⽇:2024年1⽉20⽇(土)面接、体験実習あり
合格発表日:2024年1月25日(木)10時
和歌山高専 一般学力入試日程
出願受付締切⽇:2024年1⽉26日(金)まで。
検査⽇:2024年2⽉11⽇(⽇)
合格発表⽇:2024年2月15日(木)10時
和歌山高専 帰国生徒特別選抜入試日程
出願受付締切⽇:2024年1⽉26日(金)まで。
検査⽇:2024年2⽉11⽇(⽇)面接あり
合格発表⽇:2024年2月15日(木)10時
和歌山高専 二次募集
令和6年度の実施はありませんでした。
和歌山高専の推薦入試の選抜方法
出願資格の要約
下記の各条件を満たしている者で、出身学校長の推薦を得た者とします。
(1) 次の学校を令和5年3月に卒業又は修了見込みの者、 ・中学校 ・中等教育学校の前期課程 ・義務教育学校 ・文部科学大臣が中学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施 設の当該課程。
(2) 人物に優れ、本校への入学意志が強固な者。
(3) 在学中の「学習の記録」の9教科(国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、 技術・家庭、外国語)の評定が5段階評価で、3年間平均4.0以上(合計108以上)、 かつ3年次は9教科合計36以上の者。
志望学科の選択方法
推薦選抜は、第1志望のみとする。(出願後の志望学科の変更は認めない。)
但し、推薦選抜不合格となり、学力入試受験の場合に備えて、第2志望まで希望できます。
(推薦選抜の第1志望学科が、そのまま学力選抜の第1志望学科となります)
推薦選抜の評価方法
調査書/小論文/面接
(1) 、得点の配分は次のとおりとします。
調査書 60%
面接 20%(個人面接を予定しています。)
小論文 20%(小論文は各学科共通のテーマで、600字程度を予定しています。)
(2) 、(1)の得点上位者より学科毎に選抜します。ただし、特に優秀と認められる女子受験者 2名程度を優先して選抜します。
※昨今の社会情勢や労働環境の変化等に伴い、女性が活躍できる工学分野の広がりと ともに企業からの求人が増加し、男女共同参画社会実現のためにも、各専門分野においてバランスよく「工学系の女子技術者」を育成し、社会的要請に応えていくこと強く求められています。 本校としては、優秀な女子学生を確保するため、一定の学力をもつ中学生が応募する学校長推薦入試において、その募集定員を2名程度増加させることとし、増加した2名程度については、特に優秀と認められる女子受験者を「優先して選抜」する仕組 みを導入しています。
選抜で合格とならなかった場合の取り扱い
体験実習入試には出願できませんが、あらかじめ、WEB出願エントリー時に「学校 長推薦入試・体験実習入試で合格とならなかった場合の学力検査入試又は帰国生徒特 別選抜入試の受験を希望」した者は、出願書類(出身学校等が作成する書類を含む) の再提出、入学検定料の再納付無しに「学力検査入試」又は「帰国生徒特別選抜入試」 を受験することができます。
和歌山高専の体験実習入試の選抜方法
出願資格の要約
下記の条件のいずれかを満たしている者で、特に工学、ものづくりに興味があり、本校への入学意志が強固な者とします。
(1) 中学校を卒業した者又は令和6年3月に卒業見込みの者
(2) 義務教育学校を卒業した者又は令和6年3月に卒業見込みの者
(3) 中等教育学校の前期課程を修了した者又は令和6年3月に修了見込みの者
(4) 中学校卒業者と同等以上の学力があると認められた者(学校教育法施行規則第95条)
志望学科の選択方法
体験実習選抜は、第1志望のみとする。(出願後の志望学科の変更は認めない。)
但し、体験実習選抜不合格となり、学力入試受験の場合に備えて、第2志望まで希望できます。
(体験実習選抜の第1志望学科が、そのまま学力選抜の第1志望学科となります)
体験実習選抜の評価方法
調査書/体験実習/面接
得点の配分を次のとおりとし、学科毎に得点上位者から選抜します。
調査書 25%(数学、理科、英語、国語、社会の5科目を評価します。)
体験実習 50%
面接 25%(個人面接を予定しています。)
体験実習選抜で不合格となった場合の取り扱い
あらかじめ、WEB出願エントリー時に「学校長推薦入試・体験実習入試で合格とな らなかった場合の学力検査入試又は帰国生徒特別選抜入試の受験を希望」した者は、 出願書類(出身学校等が作成する書類を含む)の再提出、入学検定料の再納付無しに 「学力検査入試」又は「帰国生徒特別選抜入試」を受験することができます。
体験実習選抜での第1志望学科が学力選抜の第1志望学科となりますが、第2志望学科まで希望できます。
和歌山高専の学力入試の選抜方法
出願資格の要約
下記の条件のいずれかを満たしている者とします。
(1) 中学校を卒業した者又は令和6年3月に卒業見込みの者
(2) 義務教育学校を卒業した者又は令和6年3月に卒業見込みの者
(3) 中等教育学校の前期課程を修了した者又は令和6年3月に修了見込みの者
(4) 中学校卒業者と同等以上の学力があると認められた者(学校教育法施行規則第95条)
志望学科の選択方法
第2志望学科まで希望できます。(第2志望学科がない場合は出願時「希望しない」を選択)
学力選抜の評価方法
調査書/学力検査
(1) 学力検査では4科目(理科、英語、数学、国語)の合計得点(各科目100点満点、 合計400点満点)及び調査書(100点満点(評定のみではなく、調査書に記載された各項目を総合的に評価))による総合評価(500点満点)の上位者より選抜します。
科目等 | 理科 | 英語 | 数学 | 国語 | 調査書 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
配点 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 500 |
(2) 第1志望学科で入学定員に達した場合の選考
第1志望学科で学力検査入試の入学定員に達した場合、それより下位の者は、第2志望学科に移し選考を行います。
(3) 合格ライン上で同点者が出た場合の選考
合格ライン上で同点者が出た場合は、第1志望学科の者を優先します。それでも同点の場合は、調査書の得点により合格者を決定します。
提携高専による追選考制度
「提携高専による追選考制度」とは、本校と提携する高等専門学校(以下「提携高専」 という。)において、入学定員に欠員が生じた学科がある場合、本校の学力検査入試で合 格とならなかった者を対象として追選考を行う制度です。 この制度では、高専への入学を強く希望する受験生が、新たに試験を受けることなく、 申し込み手続きを行うことにより、提携高専において追選考を受けることができます。 追選考を希望する場合には、学力検査入試の結果及び出願時に本校に提出された調査書 を含む個人情報を提携高専に提供して評価を行います。 この制度により学生募集を行う場合は、本校及び提携高専のホームページにてお知らせします。
提携高専は舞鶴高専です。
選考は学力検査、4教科の結果及び調査書による総合評価で選考されます。
科目等 | 理科 | 英語 | 数学 | 国語 | 調査書 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
配点 | 120 | 180 | 180 | 120 | 400 | 1,000 |
※令和6年度の実施はありませんでした。+
和歌山高専の帰国生徒特別選抜入試の選抜方法
出願資格の要約
日本国籍を有する者及び日本国の永住許可を得ている者で、外国において教育を受けた者 (海外在住期間中中学校に相当する課程において2学年以上継続して学校教育を受けた者 で、令和4年4月以降の帰国者)で下記の条件のいずれかを満たしている者とします。
(1) 中学校を卒業した者又は令和6年3月に卒業見込みの者
(2) 義務教育学校を卒業した者又は令和6年3月に卒業見込みの者
(3) 中等教育学校の前期課程を修了した者又は令和6年3月に修了見込みの者
(4) 外国において学校教育における9年の課程(日本における通常の課程による学校教育 の期間を含む)を卒業(修了)した者又は令和6年3月に卒業(修了)見込みの者
志望学科の選択方法
志望学科は第1志望学科のみとなります。
帰国生徒特別選抜選抜の評価方法
面接/学力検査
学力検査(4科目(理科、英語、数学、国語)の合計得点(各科目100点満点)、合計400点満点)及び面接(100点満点)による総合評価(500点満点)により選抜します。
科目等 | 理科 | 英語 | 数学 | 国語 | 調査書 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
配点 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 500 |
和歌山高専と一般的な高専の入試制度の違いまとめ
- 体験実習入試制度、提携高専(舞鶴高専)による追選考制度がある。
- 一般入試では傾斜配点がなく、社会の科目も除いた4教科です。
- 帰国生徒特別選抜では社会のテストがない。
- 舞鶴高専と提携しており、舞鶴高専に欠員が出た場合追選考を希望できる。
和歌山高専の入試倍率(令和6年度)
本年度より推薦及び体験で60%、学力で40%となりました。
学科名 | 入学定員 | 志願者数 | 志願倍率 |
---|---|---|---|
知能機械工学科 | 40 | 49 | 1.23 |
電気情報工学科 | 40 | 66 | 1.65 |
生物応用化学科 | 40 | 46 | 1.15 |
環境都市工学科 | 40 | 39 | 0.98 |
計 | 160 | 200 | 1.25 |
和歌山高専合格者の学科別最高点・最低点・平均点
令和5年度合格者の学科別最高点・最低点・平均点
学科名 | 最高点 | 最低点 | 平均点 |
---|---|---|---|
知能機械工学科 | 299.50 | 144.00 | 228.92 |
電気情報工学科 | 429.00 | 247.00 | 324.89 |
生物応用化学科 | 346.00 | 231.00 | 293.58 |
環境都市工学科 | 340.00 | 249.00 | 298.00 |
配点は4教科と調査書の合計500点満点です。
和歌山高専の受験対策方法
和歌山高専と偏差値が近い高専
- 長野高専(偏差値:65)
- 沼津高専(偏差値:65)
- 東京高専(偏差値:65)
- 仙台高専(偏差値:65)
和歌山高専と偏差値が近い公立高校
- 桐蔭高校 普通科(偏差値:69)
- 向陽高校 普通科(偏差値:66)
和歌山高専と偏差値が近い私立・国立高校
- 開智高校 普通科Ⅰ類コース(偏差値:67)私⽴
- 近畿大学付属新宮高校 普通科アグレッシブコース(偏差値:63)私⽴
和歌山高専への入試出願方法
WEB出願の場合
出願手続きの詳細は和歌山高専公式サイト内にあります。
出願書類 | 推薦選抜 | 体験実習 | 学力選抜 | 帰国生徒特別 | 留意事項 |
---|---|---|---|---|---|
①写真票 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 3か月以内に撮影 |
②推薦書 | 〇 | ― | ― | ― | 学校長記入。 |
③送り状 | 〇 | ― | ― | ― | |
④志望理由書 | 〇 | 〇 | ― | ― | |
➄活動報告書 | 〇 | 〇 | ― | ― | |
⑥調査書 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 学校長記入。 |
⑦検定料 | 〇 | ― | 〇 | 〇 | 16500円をWEB出願サイトで支払処理。 |
⑧海外在住状況説明書 | ― | ― | ― | 〇 | 該当者のみ、出願者記入。 |
※「提携高専による追選考制度」を希望する場合は、出願時に本校に提出された調査書を含む個人情報を提携高専に提供します。
和歌山高専からの大学進学実績
卒業生のうち約37%が進学を希望し、高専の専攻科に入学、または大学の3年生に編入します。ほとんどの大学には高専からの編入制度があり、推薦と学力試験によって選抜されますが、高専でよく勉強をしていれば比較的容易に編入できます。試験日が異なるので多くの大学を受験することが可能です。さらに、2年間の専攻科を修了して、大学院へ進学する学生も少なくありません。
主な進学先は和歌山高専専攻科、北海道⼤、東京農⼯⼤、富⼭⼤、三重⼤、京都⼯芸繊維⼤、⼤阪⼤、神⼾⼤、和歌⼭⼤、広島⼤、徳島⼤、九州⼯業⼤、豊橋技術科学⼤、⻑岡技術科学⼤など。
和歌山高専からの就職先
高専卒業生の就職は、100%です。景気に左右されることなく毎年求人倍率10倍以上で就職率もほぼ100%を保っています。就職先は、民間企業がほとんどですが、公務員になる卒業生もいます。
主な就職先は、旭化成メディカル㈱、エヌ・ティ・ティ・インフラネット㈱、⼤阪ガス㈱、㈱カネカ、関⻄電⼒㈱、キリンビール㈱クオリティソフト㈱、㈱クボタ、サントリービール㈱、ダイキン⼯業㈱、東海旅客鉄道㈱、東急電鉄㈱、⻄⽇本⾼速道路㈱、⻄松建設㈱、阪神⾼速技術㈱、マツダ㈱、明治㈱、森永乳業㈱、㈱LIXIL、(独)国⽴印刷局、和歌⼭県、有⽥市、御坊市、⽇⾼川町など。
和歌山高専の入学料・受験料・奨学金制度
主な諸経費について
入学時に要する諸経費
おおよそ次のとおりです。(令和5年度予定額)
区 分 | 金 額 | 備考 |
---|---|---|
入学料 | 84,600円 | |
年間授業料(1~3年) | 115,800円 | 1~3年生は高校無償化と同じ制度の「就学支援金」が適用された金額です。(更に、保護者の所得に応じ、就学支援金の加算の申請をすることができます。) |
年間授業料(4~5年) | 234,600円 | |
学生会入会金 | 500円 | 入学時のみ |
学生会費 | 7,800円 | 年額(4月、10月に分納) |
教科書 | 約30,000~40,000円 | 学科により異なります |
教材・実習服等 | 約30,000~50,000円 | 学科により異なります |
後援会入会金 | 15,000円 | 入会時のみ |
後援会費 | 14,000円 | 前期分。(後期分12,000円) |
受験料について
推薦入試 16,500円
学力検査入試 16,500円
推薦による選抜に不合格になった場合の一般入試時の受験料の取り扱い あらかじめ、WEB出願エントリー時に「学校長推薦入試・体験実習入試で合格とならなかった場合の学力検査入試又は帰国生徒特別選抜入試の受験を希望」した者は、出願書類(出身学校等が作成する書類を含む)の再提出、入学検定料の再納付無しに「学力検査入試」又は「帰国生徒特別選抜入試」を受験することができます。
就学支援金について
(1)入学料・授業料減免制度
(2)高等学校等就学支援金制度
(3)奨学金制度などがあります。
高等学校等就学支援金制度 とは、家庭の状況にかかわらず、全ての意思のある高校生等が安心して勉学に打ち込める社会を作るため、国の費用により、生徒の授業料に充てる高等学校等 就学支援金を支給し、家庭の教育費負担を軽減するものです。 国立高等専門学校(第1学年~第3学年)の学生で定められた所得判定基準(年収910万円程度)未満の世帯が就学支援金支給の対象となり、月額 9,900円(年額118,800円)が支給されます。支給期間は、原則として通算36月です。なお、保護者等(学生の親権者等)の所得に応じて就学支援金の加算または、未支給となることがあります。
第4・5学年では、「大学等における修学の支援に関する法律」の公布・施行により、令和2年度以降、大学等の高等教育機関に入学する学生を対象として、家計基準・学力基準の条件を満たす方は、授業料の減免措置に加え、日本学生支援機構の給付型奨学金(原則返還不要)の支給を受けることができます(高等教育の修学 支援新制度)。本校はこれらの支援を行う対象機関として認定されました。また、経済的理由により、授業料の納付が困難であり、且つ、学業優秀と認められる者、又は風水害等による災害を受け納付が 困難と認められる者には、本人の願い出により選考の上、授業料の全額若しくは半額を免除し、又は その徴収を猶予する制度があります。
申請等については早めに学生課学生係に相談してください。家庭の経済状況の急変の場合には随時申し込む事ができます。
多くの奨学金募集案内があります。期限もありますから早めに相談してください。
和歌山高専の受験会場
〒644-0023 和歌山県御坊市名田町野島77 和歌山工業高等専門学校
学校長推薦、体験実習入試及び帰国生徒特別選抜は和歌山高専で受験。学力入試は和歌山市、新宮市、大阪市の他最寄り地等受験制度より全国の高専で受験できます。
和歌山高専のオープンキャンパス情報
2022年8月7日(日)女子中学生対象の「ガールズKOSENステイ」が行われました。
2022年8月11日(祝)午前の部、午後の部の2回開催されました。
2022年10月15日(土)学校説明会が行われました。
2022年12月18日(日)きのくにロボットフェスティバル2022が開催されました。
和歌山高専受験生からのよくある質問
Q.寮費について教えてください
寮にかかる費用
区分 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
寄宿料 | 700円 | 月額。個室の場合800円。 |
給食費 | 約24,500円 | 月額。授業日(平日)のみ。月により異なります。 ※土日祝日は別途食券を購入いただくことになります。 |
寮生負担金 | 10,800円 | 月額。水熱水料金等 |
寮生会費 | 120円 | 月額。 |
計 | 約36,120円 | 月額。 |
Q.図書館について教えてください。
和歌山高専は、学内に蔵書総数約9万点を誇る図書館を備えています。専門書や学会誌をたくさん備えており、学生はこの図書館を利用して様々な学習が行えます。また、一般の方の利用も可能です。
Q.修学旅行はありますか?
和歌山高専では研修旅行と呼び、3年次に行っています。
Q.在学中に資格は取れますか?
在学中に資格を取得すると、単位として認められる場合があります。また、卒業後に資格がもらえる学科もあります。和歌山高専では、在学中に個人で取得した資格(特定のもの)を申請することにより、本校で学修したこととする単位認定制度があります。和歌山高専は、技能者を養成する工業高校と違い、資格取得のための学習を積極的には行っていません。授業で学んだことを元に独学で学んでいただくことになります。なお、卒業すれば取得(一部試験免除)できる資格としては、毒物劇物取扱責任者(生物応用化学科)、測量士補(環境都市工学科)、電気主任技術者の学科試験免除(電気情報工学科)などがあります。
Q.在学中に留学できますか?
在学中に留学することは可能です。短期の留学なら留年することもありません。
和歌山高専では、中国の「上海電機学院」と協定を結んでおり、3月~4月の2週間程度、20名前後の学生を短期研修として派遣します。この研修は英語による会話が必要になります。また、本校の必修科目が履修できることが条件となりますが、3ヶ月程度であれば同学院に短期留学も可能です。
上海電機学院以外にも、春休みや夏休みを利用した2ヶ月程度なら留年せずに留学が可能です。1年間といった長期に渡る留学は、原則、留年して留学することになります。
Q.服装は制服ですか?
和歌山高専には、制服はありません。学生らしい服装で登校してください。なお、入学式は中学校の制服でお越しください。
Q.発達障害と診断されていますが、どのように配慮してもらえますか?
受験前にご相談いただくと、入学までにある程度準備が可能です。また、合格後、入学までに話し合いの機会を設けるとともに、入学後も対応について都度詳しく協議します。
学校でできること、寮でできること(入寮される場合)、ご家庭でできることを、合格後、入学までの間にお話し合いの機会を設け、対応について詳しく協議します。
状況にもよりますが、学校でできることは、教職員間での情報の共有、クラス学生の指導、スケジュール確認の指導、定期試験の別室受験やカウンセラーによるケアなどです。寮でできることは、居室の考慮などです。「毎朝起こして欲しい」「薬の時間をお願いしたい」などは、個人の携帯電話にご家庭よりご連絡いただいています。
また、発達障害のある学生の成績の評価方法や進級の取扱いについては、特別な配慮は行っていません。日常のサポートを行うことで、各教科の成績評価が進級基準の60点以上となるよう、フォローしています。
これらの本人・家庭・学校の協力によって、全課程を終え、卒業した先輩もいらっしゃいます。
Q必ず入寮しないといけませんか?
和歌山高専学寮(「柑紀寮」)は、男子1、2年生は原則、全員入寮いただいていますが、「自宅が学校の近くにあり通学が可能である」等の理由により、入寮を免除することができます。なお、男子3年生以上及び女子学生については任意制で、入寮の申請をしていただき、審査のうえ許可されないと入寮できません。