A.結論
A.高専の卒業研究(卒研)とは、4、5年生(または専攻科2年生)が1~2年間かけて行う「集大成」のプロジェクトです。
これまでに学んできた専門知識や実験技術、設計力、論理的思考力を総動員して、あるテーマに取り組みます。テーマは、担当教員の研究テーマをもとにしたり、企業や大学との共同研究だったり、学生自身の興味を反映したオリジナルテーマになる場合もあります。研究の進め方も学科によって異なりますが、一般的には「テーマ決定 → 研究計画立案 → 実験・解析・製作 → 論文作成 → 発表」という流れで進みます。
最終的には「卒業研究発表会」でプレゼンを行い、その成果が評価に直結します。つまり、卒研は“高専5年間の学びの集大成”であり、進学・就職どちらにとっても大きな意味を持つ重要なステップです。
ライターの一言
卒研は、ただの授業ではありません。先生から与えられた課題をこなすのではなく、自分で考え、試行錯誤しながら問題を解決していく「研究者としての第一歩」です。最初は「何をすればいいのかわからない」「実験がうまくいかない」と悩むことも多いですが、時間をかけて自分の手で結果を出したときの達成感は格別です。さらに、発表会や論文作成を通して、論理的に説明する力やプレゼン力も自然と鍛えられます。
進学を目指す人にとっては、大学や専攻科での研究に直結する良い準備になりますし、就職希望の学生にとっても、企業の面接で「卒研で何をしたか」は必ず聞かれるほど重要な話題です。テーマ選びの段階から真剣に向き合うことで、自分の将来につながる貴重な経験になるはずです。
ライター情報
仙台高専マテリアル環境コースを卒業。
ニックネーム:nao
研究室では化学を専攻。コガネムシの研究をしていました。
趣味は野球観戦。楽天イーグルスを応援している仙台っ子です。
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