「高専って具体的に何を学ぶの?」という質問は毎年とても多く寄せられます。
学科名は学校ごとに似ていても少しずつ違い、呼び方も多様です。まずは全体像を3つの大枠で押さえるのが近道です。
この記事では、高専の学科を「工学系」「商船系」「文系」の三つに整理し、授業内容・向いているタイプ・配属ルールまでわかりやすく紹介します。
最後まで読むことで、「自分に合う高専 学科」が見えてきます。

高専の学科は3つの大枠に分かれる
工学系
全国の高専で最も多い学科群。機械・電気電子・情報・材料(化学)・建築土木など、モノづくりの基礎から学びます。
数学や物理をテンポよく進め、空いた時間で実験・実習・設計に取り組みます。
商船系
航海士・機関士を目指すコースで、船の運航やエンジンを学びます。
長期乗船実習があり、卒業は5.5年(9月卒)が基本。海技士免許の取得にもつながります。
文系(ビジネス系)
一部の高専に設置。語学・会計・ビジネス実務に加え、情報リテラシーやプログラミングも学びます。
工学系とは雰囲気が異なり、商学部系の進学や企業実務への就職にも直結します。
ポイント
学科名は多彩でも、まずはこの三分類で興味を絞ってから各校のカリキュラムを確認するのが効率的です。
高専の工学系学科を深掘り
5つの柱とロボットでイメージ
工学系はさらに5分野に分かれ、最近は複合的に学ぶ傾向が強まっています。ロボット製作を例にすると、次のように役割が分かれます。
- 材料・化学:ロボットの“からだ”を作る素材を選定、強度や加工性を実験で確認
- 機械:モーター・ギア・駆動を設計、CADや旋盤などで“動き”をつくる
- 電気電子:センサーやモーターへ信号と電力を届ける回路を学ぶ
- 情報:プログラミングや組込みでロボットに“指令”を与える
- 建築・土木:ロボットが働く空間や環境を設計し、安全性を確保
向いているタイプ
作って覚える、試して理解するタイプ。理科や数学が好きで、完成した瞬間の達成感がモチベーションになる人。

高専の商船系学科
航海コースと機関コース
航海計画、海図、気象、航海計器、安全管理を学ぶ航海コースと、ディーゼル機関、油圧、電気、保守整備を学ぶ機関コースがあります。
向いているタイプ
海や船が好き、現場で覚えるのが得意、チームで安全を守る責任感がある人におすすめ。
高専の文系(ビジネス系)学科
実務+語学+ITのハイブリッド
国際ビジネスやビジネスコミュニケーション系では、会計・マーケティング・語学(英語+第二言語)を学び、プログラミングも習得。
卒業後は企業の事務・貿易・IT系職種に直結しやすいのが特徴です。
向いているタイプ
語学や会計が好き、企業での実務や人と技術をつなぐ役割に興味がある人。
高専の配属とコース選択
1年は総合→2年で配属
最近は1年生で共通基礎を学び、2年からコースに配属される学校が増えています。希望+成績で配属が決まるため、入学後の1年は油断禁物です。
学びの流れ
1年で各分野を体験 → 2年でコース配属 → 3年以降で専門を深める → 5年で卒研・進学・就職へ。
高専 学科選びの3ステップ
- 工学/商船/文系のどれに心が動くかを決める
- 学校ごとにシラバスや実験科目、乗船実習の有無を比較する
- 配属・進路ルール(2年配属、専攻科、編入実績)を確認する
まとめ:名前より中身で選ぶ
高専 学科は多彩でも、核は3つの大枠+5本柱に集約されます。
まずは授業紹介や学生作品を見て「自分が何を作るか」を想像してみましょう。
自分の適性に合う学科を選べば、学びも進路も充実します。
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