
はじめに
高専から大学への編入は、「最短ルートで大学卒業を目指せる」「専門を活かして学べる」といったメリットがある一方で、実際に編入してみて初めて気づく“想像以上に大変だったこと”も少なくありません。
特に多くの編入生が口をそろえて言うのが、「1年目がいちばんきつかった」という点です。
本記事では、高専から大学へ編入した人が1年目に実際に苦労しやすいポイントを、生活面・学業面・人間関係の3つの視点から詳しく解説します。
これから編入を目指す高専生や、すでに合格が決まっている人の不安解消につながれば幸いです。
友達の少なさ
編入直後、まず多くの人が直面するのが友達の少なさです。同級生も同じ大学に入学していると心強いですが、私の場合、同じ大学に編入したのは自分だけだったので非常に寂しかった記憶があります。
大学ではすでに1・2年次を一緒に過ごしてきた内部生同士のコミュニティができあがっており、編入生はその輪に途中参加する形になります。
高専ではクラス単位で5年間ほぼ固定メンバーで過ごすため、自然に友人関係ができていた人ほど、このギャップを強く感じがちです。
「話しかけるきっかけがない」「誰に相談すればいいかわからない」と孤独感を覚えることも珍しくありません。
特に最初の数か月は、講義を受けて帰るだけの日々になりやすく、「大学生活ってこんなに一人なのか」と感じる人もいます。
しかし、編入生同士でコミュニティがうまれ、仲良くなる可能性が大ですので過度に心配なさらず!
内部の学生との交流はある?
内部生との交流は、ある人とほとんどない人に分かれるのが実情です。
研究室配属やグループワークが始まると自然に話す機会は増えますが、それまでは関わりが限定的になりがちです。
内部生側も「編入生にどう接していいかわからない」と思っているケースが多く、悪気はなくても距離が縮まりにくいことがあります。
そのため、最初は編入生同士で固まって行動する人が多くなります。
一方で、サークルや学科イベントに積極的に参加すると、内部生と仲良くなるきっかけは十分あります。 受け身でいると交流は増えにくいため、少し勇気を出して行動することが大切です。
どのくらい忙しい?時間割はどんな感じ?
「大学は高専より楽」と思っていると、編入1年目で痛い目を見ることがあります。
編入生は専門科目を一気に履修する必要があり、時間割がかなり詰まりがちです。
特に単位認定が少ない場合、
- 平日は朝から夕方まで講義
- 空きコマがほとんどない
- レポート・課題が同時多発
という状況になることもあります。
高専のように「実験が週にまとまってある」形とは異なり、大学では講義・演習・実験がバラバラに配置されるため、時間管理が難しく感じる人も多いです。
高専での履修単位がどのくらい振り替えられるかが鍵?
編入後の負担を大きく左右するのが、高専で取得した単位がどれだけ認定されるかです。
これは大学・学科ごとに差が大きく、同じ高専出身でも状況がまったく違うことがあります。
単位認定が多い場合は、
- 履修科目に余裕ができる
- 自分の興味ある授業を選べる
- バイトや課外活動の時間が確保しやすい
一方、認定が少ないと、必修科目を詰め込む必要があり、精神的にも体力的にもかなりハードになります。事前に過去の編入生の単位認定例を調べておくことは、想像以上に重要です!

低学年の授業に混ざって授業を履修する??
編入生あるあるの一つが、1・2年生向けの授業に混ざって履修することです。高専では履修できない科目もあるためです。
年下の学生に囲まれて授業を受けることに、最初は違和感や気まずさを感じる人もいます。
特に一般教養や基礎科目では、 「周りが18〜19歳」、 「自分だけ高専卒」 という状況になりやすく、心理的な壁を感じることも。
ただし、これは時間が経つにつれて気にならなくなることがほとんどです。
むしろ「高専でやった内容だから余裕をもって受けられる」と感じる人もいます。
編入生同士で履修する科目が違うことがある?
同じ編入生でも、履修する科目がバラバラになるケースは意外と多いです。
理由としては、
- 出身高専・学科の違い
- 単位認定状況の差
- 研究室配属条件
などが挙げられます。
その結果、「編入生同士でも時間割が合わず、思ったほど一緒に行動できない」ということが起こります。最初は心強かった編入生仲間と徐々に会う機会が減り、孤独を感じる人もいます。
この点も、1年目が精神的にきつくなりやすい理由の1つです。
大学生活に慣れるのって大変?
大学のシステムに慣れるのも、編入生にとっては大きな壁です。
履修登録、成績評価、レポート提出方法など、高専とは勝手が違う部分が多くあります。
特に「自己責任」の割合が高く、
- 情報は自分で取りに行く
- 期限管理はすべて自分
- 相談相手がすぐ見つからない
といった点に戸惑う人が多いです。最初の半年は、「何をするにも要領がつかめない」と感じやすい時期だと言えるでしょう。
独り暮らしは大変?バイトの両立の負担は?
編入を機に独り暮らしを始める人も多く、生活面の負担も無視できません。
家事・自炊・お金の管理をしながら、忙しい授業についていくのは想像以上に大変です。
さらに、学費、生活費、交際費を賄うためにバイトをすると、時間と体力が一気に削られます。
「バイトを入れすぎて授業についていけなくなった」という失敗談もよく聞きます。
編入1年目は、無理に稼ごうとせず、生活リズムを安定させることを優先するのがおすすめです。
無料勉強相談って??
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まとめ:それでも編入してよかったと思える理由
ここまで大変なことを多く挙げてきましたが、多くの編入生が最終的に口にするのは、
「最初はきつかったけど、編入してよかった」という言葉です。
1年目を乗り越えれば、
- 友人関係も徐々に広がる
- 大学の仕組みに慣れる
- 学びたい分野に集中できる
ようになります。私も、内部生で友達が数人でき一緒にレポートを書いたり、課題を解いたりして仲良くなることができました。プライベートでもごはんに行く仲にまで深くなりました。
編入の1年目は“環境に適応する期間”だと割り切り、完璧を求めすぎないことが大切です。
この記事が、これから編入を目指す高専生の不安を少しでも軽くできれば幸いです。
有意義なキャンパスライフを送ってください!

ライター情報
仙台高専マテリアル環境コースを卒業。
ニックネーム:nao
研究室では化学を専攻。コガネムシの研究をしていました。
趣味は野球観戦。楽天イーグルスを応援している仙台っ子です。










