1. 高専女子って普段どんな生活してる?
高専女子はどんな生活を送っているのか気になりますよね。普段の生活について説明します。
1.1 学校内
高専では1日に90分授業を3〜5つ行います。授業によって教室が異なる場合は休憩時間に移動します。体育や専門授業で体操服や実習服に着替える場合は女子更衣室を使用することができます。
1.2 放課後
部活に所属の有無や学年によっても異なります。
放課後の様子
部活所属している | 部活所属していない | |
1〜3年生 | 16:30〜19時頃まで部活 | 教室でケータイ、女子トーク、おやつタイム |
4〜5年生 | 高専大会の時期は16:30〜19時頃まで部活。それ以外は好きな時に部活参加orバイト・勉強等 | 教室でお話しやおやつタイム、バイト、研究室、勉強、就活 |
2. 女子の寮生活の特徴や注意点
高専まで家からかなり距離があって通うことが難しい場合は、寮に入るという選択肢があります。私の通っていた高専ではクラスの女子の約半数が寮生でした。
校内に男子寮と女子寮がそれぞれあり、食堂は男女共有です。
どんな寮生活を送るのか特徴や注意点など詳しく説明します。
2.1 特徴
1~3年生までは相部屋、上級生になると1人部屋もしくは部屋変えを行っている高専もあります。
1~5年生までの5学年が共同生活を送るので寮生活には様々なルールがあります。その一例を下にまとめます。
その他にも、荷物の持ち込み制限が細かく設定されています。
2.2 注意点
寮のルールを破った場合は厳しい処罰や減点があったり、反省文を提出したりしなければいけません。最悪の場合は退寮となるので決められたルールはきちんと守ることが大事です。
3. 各学科の男女比って?
学科によって男女の比率が異なります。特に電気・機械系の学科は女子が少なく、建築系の学科は女子が半数と多いです。私の代の同じ学年での学科ごとの女子の人数は下に記した通りです。
年々少しずつ高専の女子学生の人数は増えていますが、まだ女子が少ない学科もあります。
4. 女の子が少ないことによる問題点
女の子が少ないので戸惑う部分もあるかもしれません。女子が少ないことにより、どんな問題があるのか説明します。
4.1 普通高校とは違う高専独特な雰囲気
女子が少ないため男子校のようなノリになることが多々あります。また、高専は大学の講義に近く、普通高校のように携帯等の持ち込み禁止等のルールがないので自由に過ごすことができます。高専生は個性豊かな人達の集まりです。オタク並みにゲームが大好きな人や化学・物理が大好きな人、スポーツを頑張っている人など色んな人がいます。何かに尖っている人が多いので普通高校とは雰囲気が少し異なります。
4.2 気になる異性が友達の元彼
1〜2年生は高専生同士で付き合うことが多いです。これは、夏休みの時期が普通高校とは異なることや長期休みが長いことにより、高専の友達と過ごす時間が増えるからです。この人良いなと思っても、前に友達から恋バナや相談を受けていたなんてこともあります。友達の元彼は少し気まずいと感じてしまう人もいると思います。
5. 女の子が少ないからこそのメリット
女の子が少ないと良いこともあります。
5.1 みんなが優しい
女子が少ないので周りの人が優しく接してくれます。特に同じクラスの男子や先生は気配りしてくれるなどと優しい人が多いです。中には輪に入れるようにとどんどん話しかけてくれる人もいます。その結果、いつの間にか色んな人と打ち解けています。
5.2 女子特有のトラブルがほぼない
女子同士のトラブルはほとんどありません。クラスの女子が少ないと自然と集まって仲良くなることが多いです。
高専に入ると周りは自分の好きなことに熱中している人が多く、他人に執着や依存している人が少ないです。女子が半数のクラスでは、普通高校のように複数のグループに分かれて気の合う人たちと楽しんでいる人が多いです。
高専に入る人は個性が強い人が多いので、多少のことは受け入れられます。
5.3 就職後のキャリアが伸ばしやすい
ダイバーシティの推進もあり、国全体として女性の活躍や管理職の割合を増やそうという動きがあります。高専では、各学科ごとに専門分野を学び、卒業後は技術職として会社に入社することがほとんどです。特に工学系は女子が少ないため女性技術者の数も少なくなります。高専女子は、今後さらに社会で求められる人材なので、ライバルが少なくキャリアを積みやすいです。
6. 高専で女友達を作る方法
女子が少ない高専でも女友達を作ることが出来ます。部活動やイベントで同じ学科・他の学科の女子と交流できる機会は多いです。入学前は、女子が少ないと聞いて友達ができるか不安になることもあるかもしれません。しかし、女子が少ないからこそ自然と女子同士で集まることが増えるので大丈夫です。ここでは、女友達を作る2つの方法を説明します。
6.1 部活に入る
高専で女友達を作るには部活に入ることがおすすめです。様々な学年の人と交流することもでき、部活で仲良くなった人の友達とも交流が増え、人間関係の輪が広がるからです。高専祭や他学科との合同授業では部活の友達と会って話すことが良くあります。他の学科の友達と話していると、お互いの学科の友達も一緒にいることが多いので、その友達の友達とも自然と話す機会が増え、いつのまにか仲良くなります。
他にも、部活の先輩に勉強の相談や進路の相談、就活の話も詳しく聞けるのでとても良いです。
6.2 高専内のイベントを活用
高専のイベントは他の高専女子と話す絶好の機会です。本科生と専攻科生の皆が参加するので、クラスや他学科の女子、先輩と話すことができます。女子が少ないからこそ、集まって少し話をすることやお互いに気にかけて自分から声をかける人が多いです。人見知りでもイベントがたくさんあるので少しずつ誰かと話せるようになります。
7. 高専に行って楽しめる女子の特徴
やりたいことが明確な人や好きなことがある人、自分の軸がある人などが高専を楽しんでいます。高専は良くも悪くも自由な校風です。勉強や他のものに力を入れていなくても注意する人や叱る人はいません。やりたい事もある程度の範囲で挑戦できます。なので、やりたいことや自分の好きが明確にある人は女子が少なくても楽しんでいます。
8. よくある質問 Q&A
Q1. 就活した?
A.特にしていません。希望する会社に学校推薦で入りました。
Q2.男子が多い生活どうだった?
A.だんだん慣れました。男子は基本的に女子に優しいので仲良く過ごせました。
技術系では、会社に入ってからも同じく男性が多いので慣れていて良かったなと思います。
Q3.先生は女子に甘い?
A.甘い先生もいます。女子が少ないので気遣いが上手な先生が多いです。
Q4.勉強についていけなくなったらどうしたらいい?
A.高専の授業を専門に教えてくれるところで勉強するのがおすすめです。
また、先輩から過去問を頂いてテスト対策をするという方法もあります。
Q5. 会社は女性も働きやすい環境になってきている?
A.会社にもよりますが、働きやすくなってきています。合同説明会やインターンなどでの情報収集が大事です。
福利厚生や女性がどう活躍しているか就活前に調べることをお勧めします。
9. まとめ
高専女子の普段の生活や”あるある”の悩み、女友達を作る方法などを説明しました。
部活や校内のイベントを活用していけば友達も作りやすく、楽しい高専生活を送ることができます。
「高専は女子が少ない」って言われるので、馴染めるか、友達が出来るか心配という方が多いです。しかし、5年間通うのでいつの間にか気兼ねなく話せる友達や先輩が必ずできます。
ライター情報
呉工業高等専門学校卒
ニックネーム:やま
副業WEBデザイナー。サムネイルやバナー制作、SNS投稿などに携わっている。
普段は子育てをしながら大手企業で正社員務め。
趣味は家庭菜園や自然を感じること。好きなゲームはドラクエ。