
留年の原因と評価基準を知ろう
高専に入学するとき、多くの学生は一定以上の学力を持っています。しかし、高専では成績が60点未満であると留年が決まってしまいます。(中間試験・期末試験の平均が60点以上あるいはそれぞれの試験で60点以上でなければいけないなど基準は様々です)また、評価基準はテストだけでなく、出席日数や課題、レポート提出など総合的な評価で決まるため、注意が必要です。授業開始日にシラバス(授業計画資料)が配布されるので熟読し理解しましょう。シラバスには、授業計画のほか、成績のつけ方も記載してあります。
あらかじめ、この評価基準をしっかり把握しておくことが重要です。
中学までの勉強法は高専では通用しない?
中学時代は授業の中で理解・演習・練習が完結していました。しかし、高専では授業時間内にすべて理解することは難しいです。自分で練習する時間を確保する必要があります。特に中学時代、授業内だけで好成績を取っていた学生ほど、この違いに戸惑います。練習の必要性に気付かず、成績不振に陥るケースが多くあります。授業後に自主学習をする習慣を身につけることが大切です。
高専でテストの点数を取る3つのステップ
理解・演習・練習の違いとは?
高専で成績を上げるためには、「理解・演習・練習」の3ステップが重要です。最初の「理解」は授業内容や公式の証明をしっかり把握すること。次に「演習」で公式の使い方を学び、最後に「練習」でさまざまなパターンの問題を繰り返し解きます。演習は初めて公式を使う段階で、練習はその公式を自在に使いこなすための段階です。この3段階を意識しないと、いくら時間をかけても成績は伸びません。
「演習」で止まってないですか?思わぬ落とし穴とは?
多くの学生が陥りがちな間違いは、「演習」で止まってしまうことです。授業の例題や教科書の例題を見て、一度解けただけで満足してしまうのです。理解した気になってしまう良くないパターンです。しかし、本当に重要なのは次の「練習」の段階。練習では例題を見ずに、自力で解けるようになるまで繰り返すことが大切です。演習だけで終わらず、練習を徹底して行いましょう!
正しい練習法とありがちな失敗例
もう一つのポイントは答え合わせのタイミングです。問題を解いた直後に答え合わせをし、間違いをすぐに修正しましょう。数日後に答え合わせをすると、なぜ間違えたのか分からなくなってしまいます。また、練習問題を一度解いただけで満足するのではなく、最低でも2〜3周繰り返し解くことが大切です。この勉強方法は、高専で好成績を残すためのおすすめの練習法です。

「練習」が高専生活の重要な理由とは?
「本番を想定した練習」がなぜ重要か
余裕をもった状態で試験に挑むためには、練習時にヒントや公式を見ずに、自力で問題を解くことが大切です。練習中にヒントを見てしまうと、本番では思い出せず解けなくなります。本番を想定した環境で練習を行うことで、実際のテストでも高いパフォーマンスが発揮できます。
試験前には、過去問を何も見ずに時間を計って解くことをおすすめします!
無料勉強相談って??
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高専で結果が出る勉強法まとめ
「できない」を明確にする
高専で結果を出すためには、「できない問題」を明確にすることが重要です。最初の1周目で解けない問題を洗い出し、それを重点的に2周目・3周目で解決していくことが効率的です。
この方法で勉強を進めると、効率良く苦手を克服できます。最初は少し面倒でも、繰り返すことで確実に成績は伸びていきます。常に余裕をもって高専の授業についていけることを応援しております!

ライター情報
仙台高専マテリアル環境コースを卒業。
ニックネーム:nao
研究室では化学を専攻。コガネムシの研究をしていました。
趣味は野球観戦。楽天イーグルスを応援している仙台っ子です。