高専に合格する人の“勉強の進め方”は何が違うのか?理想の進め方とは?

はじめに

高専を目指して勉強していると、「毎日何時間勉強すればいいのか」「いつから過去問を始めればいいのか」といったことが気になると思います。しかし、同じ時間勉強していても、順調に成績が伸びる人もいれば、なかなか点数につながらない人もいます。

その違いは、単純な勉強時間だけではありません。重要なのは、今の自分に必要な勉強を見つけ、結果を確認しながら勉強内容を変えていくことです。この記事では、高専受験で意識したい「勉強の進め方」を、現在地の確認から基礎固め、応用、過去問、復習まで順番に紹介します。

高専に合格する人は勉強時間より勉強の進め方が違う 

高専受験では勉強時間を確保することも必要ですが、「毎日◯時間やれば合格できる」と単純に考えることはできません。勉強時間だけでなく勉強の質と量の両方を考えることが重要です。

たとえば数学を3時間勉強したとき、「3時間勉強した」「問題集を20ページ進めた」だけで終わるのではなく、「何ができるようになったか」「まだ解けないのはどこか」「次に何を直すべきか」まで確認します。勉強時間は学力を伸ばすための手段なので、何時間勉強したかより、できなかった問題をどれだけできる状態に変えられたかを見ることが大切です。

まず「何の点を取りにいく試験か」を確認する 

勉強を始める前に、まず自分が受ける高専の入試を確認しておきましょう。国立高専の学力検査では国語・社会・数学・理科・英語が出題され、国立高専機構は近年、知識だけでなく「思考力・判断力・表現力」をより重視した問題作成を行っています。また、実際の選抜方法や配点などは高専によって異なる場合があります。

そのため、「数学を頑張る」のような曖昧な目標ではなく、「過去問では数学が50点程度で、特に図形を落としているので、まず図形の基本問題へ戻る」というところまで具体化できるのが理想です。試験というゴールを確認し、現在地との差から勉強内容を決めることで、必要性の低い勉強に時間を使いすぎることを防げます。

学習のループを繰り返す 

高専受験の勉強は、「基礎を終わらせたら応用、その後は過去問」という一直線のものではありません。実際には、問題を解いて弱点を見つけ、そのたびに必要なところまで戻ることになります。

基本的な流れは、現在地を測る → 基礎を固める → 応用問題を解く → 模試や過去問で試す → 間違いを分析する → 必要なところへ戻る → もう一度試す、という繰り返しです。

まず現在地を測る 

最初は学校のテストや問題集、模試などを使い、何ができていないのかを確認します。このとき「数学が苦手」で終わらせず、「計算はできるが図形が弱い」「英語は単語より長文で時間が足りない」というように、できるだけ細かく分けて考えます。

弱点が見つかったら、必要に応じて教科書や学校ワークまで戻ります。高専を受けるからといって、最初から難しい高専問題ばかり解く必要はありません。基本問題を安定して解けない状態では、応用問題の解説を読んでも十分に活用できないからです。

基礎ができたら応用問題へ進む 

基礎問題が解けるようになったら、少しずつ応用問題へ進みます。難しい問題でも、実際にはいくつかの基本事項を組み合わせていることが多いため、「解法を覚える」だけでなく「どの知識を組み合わせたのか」を確認することが重要です。

解説を読んだ後も、それだけで終わらせず、何も見ずにもう一度解いてみます。さらに数日後に再び解ければ、その問題で使った考え方がある程度身についたと判断できます。

模試・過去問で実戦との差を測る 

ある程度勉強が進んだら、模試や過去問を使って本番との差を確認します。ここでも、点数だけを見るのではなく、「どの単元を落としたか」「本当は解けたはずの問題はどれか」「時間不足だったのか」まで確認します。

たとえば知識はあるのに最後の問題までたどり着かなかったなら、必要なのは新しい参考書ではなく、時間配分や問題を飛ばす判断の練習かもしれません。過去問は単なる問題集ではなく、今の自分と本番との距離を測るための道具として使うと効果的です。

今の学力段階によって、やるべき勉強は変わる 

同じ問題集を使っていても差がつきやすいのが、間違えた後の復習です。実際の学力入試の合格者も、過去問を何周したかより、間違えた問題から関連する基本事項まで戻って確認することを重視していました。

伸びにくい復習は、解説を読んで「なるほど」と理解したところで終わります。それに対して、伸びる復習では「なぜ間違えたのか」を考えます。公式そのものを知らなかったのか、知っていても使えなかったのか、問題文を読み違えたのか、単なる計算ミスだったのかによって、次にやるべきことは違います。

たとえば図形問題で三平方の定理を使えなかったなら、その問題の解答を覚えるだけでなく、「どういう条件なら三平方の定理を使えるのか」まで戻ります。そして類題を解き、数日後にもう一度確認します。一つの間違いから、自分の中にある別の弱点まで見つけることが、効率のよい復習につながります。

合格する人は「間違えた1問」の使い方が違う 

同じ問題集を使っていても差がつきやすいのが、間違えた後の復習です。実際の学力入試の合格者も、過去問を何周したかより、間違えた問題から関連する基本事項まで戻って確認することを重視していました。

伸びにくい復習は、解説を読んで「なるほど」と理解したところで終わります。それに対して、伸びる復習では「なぜ間違えたのか」を考えます。公式そのものを知らなかったのか、知っていても使えなかったのか、問題文を読み違えたのか、単なる計算ミスだったのかによって、次にやるべきことは違います。

たとえば図形問題で三平方の定理を使えなかったなら、その問題の解答を覚えるだけでなく、「どういう条件なら三平方の定理を使えるのか」まで戻ります。そして類題を解き、数日後にもう一度確認します。一つの間違いから、自分の中にある別の弱点まで見つけることが、効率のよい復習につながります。

一見頑張っているのに伸びにくい勉強の進め方 

高専受験では、たくさん勉強しているように見えても点数につながりにくい方法があります。代表的なのは、「今日は5時間勉強した」という時間だけで満足すること、基礎が不安なまま難問ばかり解くこと、過去問を解いて点数を見るだけで終わることです。

模試についても同じで、判定を見るだけでは十分に活用できません。模試や過去問を解いた後に、「どこで失点したのか」「次の1週間で何を直すのか」まで決めて初めて、その結果が次の勉強につながります。

また、得意科目と苦手科目へ機械的に同じ時間を使う必要もありません。すでに高得点を安定して取れる教科より、基本問題を大量に落としている教科へ時間を振ったほうが、合計点を伸ばしやすい場合があります。自分の弱点と伸びしろを見ながら、勉強時間の配分そのものを変えていくことも重要です。

1週間単位で「測る→直す→確かめる」を回そう 

ここまでの方法を実践するなら、まずは1週間単位で計画を考えると取り組みやすいです。たとえば週末の問題演習で「数学の相似」「理科の電気」「英語長文の時間不足」が見つかったなら、翌週はその3つを優先して勉強します。そして次の週末に類題を解き、本当に改善したかを確認します。

できるようになっていれば次の弱点へ進み、まだできなければもう一度戻ります。半年先まで細かく固定された計画を作るより、長期的な方向だけを決め、具体的な勉強内容は1週間ごとに結果を見ながら修正するほうが、実際の学力に合わせやすくなります。

高専入試までに一度も間違えないことが重要なのではありません。間違いを見つけ、直し、本当に直ったか確認して次へ進む。この繰り返しによって、本番で取れる点数を少しずつ増やしていきましょう。

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まとめ

高専合格に向けて、特に意識したいポイントです。

  • 勉強時間だけでなく、何ができるようになったかを見る
  • まず現在地を確認し、自分に必要な勉強を決める
  • 基礎 → 応用 → 模試・過去問の順に、学力に合わせて進める
  • 間違えた問題は、答えを見るだけでなく原因まで確認する
  • 模試や過去問の結果から、次に勉強する内容を変える
  • 一度復習して終わりにせず、数日後にもう一度解いて確認する
  • 時期だけで勉強内容を決めず、今の自分の学力段階を基準にする

高専受験では、最初に立てた計画をそのまま守り続けることより、「測る → 直す → 確かめる」を繰り返しながら、勉強内容を修正していくことが大切です。自分に必要な勉強を一つずつ積み重ねながら、高専合格に向けて頑張っていきましょう。

ライター情報

熊本高専 人間情報システム工学科

ハルキ

情報系の高専生。趣味は写真。

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