【高専入試直前の過ごし方】取り組むべき5つと3つのNG行動

高専受験生が必ずやるべきこと5選!

高専入試前に必ずやってほしいこと、確認してほしいことが5つあります。それぞれを確認しましょう。

①募集要項を見る

まず1つ目に募集要項を確認することです。
募集要項とは、入試日やアドミッションポリシー、出願期間、選抜基準、入試日当日の流れが詳細に書かれているものです。入試ひと月前に募集要項の存在を知らない方はいないと思いますが、もし知らない方がいたら今すぐに確認しましょう!

募集要項の活用方法

募集要項には、入試当日の時間割や科目別の傾斜配点の仕組みなどが細かく記載してあります。
募集要項を熟読することで、入試当日までの勉強スケジュールが立てやすくなります。
科目ごとの配点や重要科目を把握することで、効率よく勉強することができます。

②普通高校との併願受験ができることを知っておく

2つ目に確認しておいてほしいことは、併願受験ができるということです。
併願受験とは、入試日程が被っていない限り、異なる学校の入試を同時に受験することができる制度のことです。高専が万が一不合格だったとしても、公立高校や私立高校を受験することが可能です。
(高専が合格だった場合、基本的に高専に入学しなければいけません。)

併願受験のメリット

併願受験のメリットは、入試日が異なる場合複数校の受験ができるため、合格のチャンスが増えるところです。国立、公立、私立高校が受験できるだけでなく、公立、私立の高専も受験できます。様々なケースを想定して、どの受験日程の組み合わせが良いかを考えることが大切です。

③高専の二次募集の存在を知っておく

3つ目に確認しておいてほしいことは、高専には二次募集をする学校がいくつか存在するということです。二次募集とは、1次の本試験で定員割れが生じた場合に追加募集を行う制度です。過去に実際に二次募集が実施された高専として、釧路高専、旭川高専、八戸高専、秋田高専、福島高専、小山高専、弓削高専、高知高専などが挙げられます。二次募集の情報を把握しておくことで、受験の選択肢が広がりますのでどうしても高専に入学したい受験生は保護者と一緒に高専の二次募集を確認してみてください。

高専の二次募集については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

④進路相談を担任以外の先生にもする

4つ目に確認しておいてほしいことは、高専を受験することを担任以外の先生に相談しておくことです。大体の中学生は、公立高校や私立高校を受験するので、担任の先生が高専について詳しくなかったり、出願期間について詳しくなかったりすることがよくあります。過去に、高専の出願期間を忘れて出願ができなかったということもありました。そうならないためにも、募集要項を印刷し、担任やほかの先生に受験日程や出願期間を理解してもらうようにしましょう。
進路についてのコミュニケーションを密にすることが大切です。
また、第一希望の高専が不合格で二次募集を受験することを考えている場合、そのことも早い段階で相談するようにしましょう。受験する際は担任の先生に調査書などを作成してもらうことになります。二次募集の入試までの時間も限られているため、急いで作成する必要があります。
なかには何度も調査書を作るのを面倒に思う先生や対応が遅い先生もいるかもしれません。
そのため、こちらも早い段階で二次募集のことを話しておき、一般入試が不合格であってもすぐに対応できる態勢をとっておくことが大切です。
担任の先生だけでなく、学年主任や副担任の先生など、ほかの先生にも話しておくとさらによいです。

⑤過去問を解く

5つ目に行って頂きたいことは、過去問を解くことです。
入試まで1か月を切っているので、過去問にまだ手をつけていない受験生はそろそろ過去問を解きましょう!過去問を解くことで、自分の実力(今の自分に何が足りないか)を知ることができます。
高専機構のホームページには過去3年分の過去問が掲載されています。問題、解答用紙、模範解答が無料でダウンロードできます。
実際に試験時間と同じ時間で解いてみてください。

試験時間の慣れも大切です。

入試過去問 | 国立高等専門学校機構

高専受験生がやってはいけないこと3選!

①過去問を覚えるくらい何週も解くこと

前項で高専の過去問を解いてほしいと説明しましたが、同じ過去問を何度も解くことは控えてください。
高専に特化した問題集は数少なく、どうしても過去問を何度も解きたくなると思います。しかし、過去問を何度も解くことには落とし穴があります。それは、答えを覚えてしまって、解けるような気になってしまうということです。
そのため、過去問を解いてできなかった・理解できていない分野をほかの問題集で理解し応用力をつけるのがおススメです。あくまでも過去問は、自分の苦手分野を理解するために使用するものと考えてください。

②意図的に休憩をとらないこと

入試直前は、焦りから休憩時間を削って勉強しがちですが、人間の集中力には限界があります。
そのため、休憩時間をとらないと逆に非効率な勉強になってしまいます。適度に休憩をとることを意識しましょう。
勉強時間と休憩時間をあらかじめ計画し、サイクルをつくると効率よく勉強できます。
休憩時間を有効に活用することで、集中力を維持することができます。
意識しながら勉強に取り組んでみてください!大体10~15分程度のこまめな休憩をとると常に集中して勉強できると思います。

③睡眠時間を削って勉強すること

入試直前は、休憩時間だけでなく睡眠時間も削りがちです。直前は勉強時間がないため、睡眠時間を削ってまで勉強しようと思ってしまいます。気持ちは分かりますが、絶対にやめてください。
睡眠不足は記憶力に影響を及ぼすだけでなく、体調面にも悪影響を及ぼします。
最低7時間は睡眠時間を確保するようにしましょう。
睡眠不足の影響で、次の日の勉強に集中して取り組めなくなってしまいます。

また、入試直前に体調を崩してしまうのは最も避けなければならないことです。
体調管理のためにも部屋の湿度を保ち、体を冷やさないようにすることも大事です!

まとめ

本記事では、高専入試前にやるべきこととやってはいけないことについて紹介しました。

【やるべきこと5選】

  • 募集要項を見ること
  • 併願受験について知っておくこと
  • 二次募集について知っておくこと
  • 担任以外の先生にも進路相談をすること
  • 過去問を解くこと

【やってはいけないこと3選】

  • 同じ過去問を何度も解くこと
  • 意図的に休憩時間をとらないこと
  • 睡眠時間を削って勉強すること

以上のことを意識しながら、高専入試まで受験勉強を頑張りましょう!
皆さんが合格できることを祈っています!

ライター情報

仙台高専マテリアル環境コースに在学。
ニックネーム:nao
研究室では化学を専攻。コガネムシの研究をしています。
趣味は野球観戦。楽天イーグルスを応援している仙台っ子です。

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