高専の学年末試験後の流れ、そして進級と留年の話。

学年末試験後の流れ

高専では学年末試験終了後,

  • 不合格科目(年間を通じた点数が60点未満)がある
  • 不合格科目がない

のどちらに該当するかによって,今後の動きが変わります.

不合格科目がある

不合格科目がある場合,すぐに再試験期間に突入します.
この再試験期間に,不合格科目の再試験が行われ(※1),
そこで合格点を取ることが出来れば,晴れて最終成績は合格ということになります.

(※1) ほとんどの場合は再試験が実施されますが,科目(先生)によっては,再試験が行われないことがあります.また,
文系科目などでは,再試験を行わず,レポート提出等で最終成績を合格にしてくれる場合もあります.逆に何回も再試験を実施してくれる心優しい(?)先生もいます.

多くの不合格科目が残っていると,この再試験期間にかなり大変な目に遭ってしまいます.

不合格科目がない

不合格科目がない場合,春休みが始まります.
(厳密には,序盤は「春休み」ではなく「再試験期間」なのですが,
再試験に引っかかっていない学生はそもそも登校の義務がないので,
事実上の春休み突入となるわけです.)
その期間は約2ケ月に及びますので,この期間にバイトをしたり,
次年度の予習をがっつりしたり,編入試験の勉強をしたり…
かなり自由な時間を手に入れられることになります.

再試験期間に不合格科目を解消できたかどうか?

やはり気になるのは,「再試験期間を終えたあと」のことだと思います.
このことについて解説しているWEBサイトは多分見たことがないので笑
せっかくですので,ここでがっつりと解説をしてみたいと思います(※2).

(※2)全国の高専がだいたい同じようなシステムだとは思いますが,私立高専などでは異なるシステムのこともあるかもしれません.詳しいことは直接お調べください.

再試験期間中に,再試験やレポート提出等で不合格を解消「できた」場合

まず,再試験期間に,再試験,レポート提出等で不合格科目をすべて解消できた場合は,
無事に次の学年に進級が確定します.
(この場合,「1年後は再試験に引っかからないようにしよう!」と気持ちを新たにして,
めでたく新しい学年を,今のクラスメイトと一緒にはじめられます.やったね!!)

科目にもよりますが,不合格科目が2〜3個くらいまでの学生は,だいたいこっちになると思います.

再試験期間中に,再試験やレポート提出等で不合格を解消「できなかった」場合

最も気になるのはこのパターンに該当してしまったときのことだと思います.
(ここまでの事態になってしまわないように,日頃から学習をしっかりと行うのが大切です…)

まず,大まかに分けると,この場合は次のいずれかの流れに進みます.

  • 残ってしまった不合格科目がおおむね2科目程度
    「仮進級」をできる場合があります(※3).
  • 残ってしまった不合格科目が3科目以上
    → 基本的には,進級は難しいでしょう.

(※3) 「仮進級」とは,不合格科目を「次年度に持ち越す」ことにより,学年だけを先にすすめることが出来る制度です.勿論ですが,進級した先の学年で,何らかの形でこの「持ち越した分」の科目は習得することになります.例えばレポート提出,試験受験などで単位が取得できることが多いようです.

また,仮進級も出来なかった場合には,留年または進路変更
という選択をすることになります.
(何度も言いますが,ここまで来てしまわないように,日頃からしっかり学習を…)

「留年」という選択肢

よく質問される事柄で,「いっそ留年をさせたほうが良いのでしょうか?」というのがあります.
もちろんこれはあくまで個人の考えでしかないので,
我々が「こうですよ!」と断言出来ることではないのですが,
個人的には,仮進級であろうと,先の学年に進めるならば進んだほうが良いと思っています.
留年は「どうしてもやむを得ない」ならば選択をすることもアリですが,
その場合,留年先のクラスでの相当な努力が必要となるでしょう
ということです.

あくまでこれは感覚の話です.
留年した学生は,留年した先の学年でも同じことを繰り返すことが多いのです.
(もちろん学科にもよるでしょうが,私たちの目測では約2/3の学生は同じことを繰り返します)

色々な理由があるでしょう.しかし,私たちが最も大きいと思っている理由は,
留年した先のクラスではコミュニティが既に出来上がっていて
そこに上の学年から入っていくことになるので,そもそもとけ込むことが難しい
ということです.その場合,「留年生グループ」みたいなものを形成してしまうことが往々にしてあり,
クラスのメンバーや,成績の高い学生との繋がりが薄くなってしまうことにより,
結局試験勉強の流れにも取り残され,また低い点数をとりがちになる
というのが一つの大きな理由かなぁと分析をしています.

「テスト前だけ勉強」はやめましょう

ここまでで述べてきたように,再試験期間に不合格科目が解消できない!というところまで
状況を引っ張ってしまうと,かなり悲惨な目にあってしまうことが往々にしてあります.
ただ,高専の定期試験というのは基本的に,テスト直前に配られるプリントや
過去問により点数が決まっていくところが確かにあるので,
普通に高専に通っているだけであれば,なかなか「日頃からの学習」をきちっとやる
という感じには行かなかったりとかもするのですが…

当塾では,普段の学習から,試験に出題されそうな内容をあらかじめ推測し,
かなり早い内から,試験の得点に直結するような内容を
日頃の学習カリキュラムとしてご提供できます.
高専定期試験対策コース」コースでも,「大学編入試験対策コース」でも,
試験で苦労しないための普段の学習のサポートをご提供しますので,
学年末に苦労しないためにも,普段からしっかりと学習を…(;;)