高専のクラスってどんな雰囲気?5年間同じって本当?

はじめに

「高専って5年間ずっと同じクラスなの?」「人間関係が固定されて息苦しくない?」 これから高専に入学する人や、高専に興味がある中学生からよく聞かれる疑問です。結論から言うと、高専のクラス環境は普通の高校とは全く異なります。良くも悪くも、非常に濃いコミュニティです。

この記事では、現役高専生や卒業生なら誰もが頷く高専のクラスの実態と、その特殊な環境で平和に生き抜くためのリアルなアドバイスを紹介します。

5年間同じクラスの実態

高専のクラス編成は、大きく分けて2つのパターンが存在します。自分の志望する高専、あるいは通っている高専がどちらなのかチェックしてみてください。

パターンA:完全に5年間同じ

入学時の学科ごとにクラスが編成され、そのまま5年生の卒業までメンバーが一切変わらないスタイルです。約40名の同じ顔ぶれと5年間の青春を共にします。学年が上がり専門科目が増えるにつれて、クラスの団結力も自然と強まっていきます。

パターンB:低学年混合クラス型

1〜2年生の間は学科を混ぜた混合クラスで一般科目をメインに学び、3年生に進級するタイミングで専門学科ごとのクラスに再編成されるシステムです。多様な友人を作ることができる反面、3年生でのクラス分け以降は、結局卒業までの3年間を同じメンバーで過ごすことになります。

高専クラス特有の濃すぎる雰囲気

では、メンバーが固定されたクラスはどのような雰囲気になるのでしょうか。

家族のような、シェアハウスのような感覚

3年生、4年生と進むにつれて、クラスメイトは単なる友達から家族やシェアハウスの同居人のような距離感に変わっていきます。朝から夕方までの授業だけでなく、放課後の居残り実験レポートや、テスト前の徹夜勉強など、苦楽を共にする時間が圧倒的に長いためです。

さらに、昼休みに急いでご飯を済ませてグラウンドでサッカーやキャッチボールをして汗を流したり、放課後の空き教室に集まってボードゲームやカードゲームに白熱したりと、息抜きの時間すらも共有するようになります。このように公私ともに濃密な時間を過ごすため、お互いの性格や癖、得意不得意を完全に把握し合うようになります。

一生の友達ができる

赤点回避という共通の敵に立ち向かい、難解な専門科目の課題を協力して乗り越えることで、強固な戦友のような絆が生まれます。高専時代にできた友人は、卒業して別々の企業に就職したり、違う大学に編入したりした後も、技術的な相談や他愛のない会話で気軽に連絡を取り合える一生の財産になります。

【要注意】やらかしたら「一生」いじられる

濃い人間関係は素晴らしい反面、恐ろしい側面も持ち合わせています。

逃げ場のないコミュニティの恐ろしさ

5年間メンバーが変わらないということは、過去の失敗がリセットされないということです。普通の高校なら毎年のクラス替えで人間関係をリフレッシュできますが、高専ではそうはいきません。1年生の頃のちょっとした痛い言動や失敗が、5年生の卒業式の日にまで笑い話(あるいはいじりのネタ)として掘り起こされることも珍しくありません。

絶対に避けたい「やらかし」事例

高専生活で致命傷になりかねないNG行動をいくつか紹介します。

入学直後の過度なイキリ

 「俺、中学生の頃は〇〇でさ〜」と聞かれてもいない武勇伝を語ったり、プログラミングや専門知識を少し知っているだけで「え、そんなことも知らないの?」とマウントを取ったりするのは危険です。「あの時のイキリ発言、何だったの?」と、5年生の卒業式までいじりのネタとしていじられ続けます。

狭いコミュニティ内での恋愛トラブル

 クラス内恋愛が破局した後の気まずさは想像を絶します。グループワークで同じ班になった時の周囲の変な気遣いや、打ち上げでの席の配置など、卒業までの数年間、周りのクラスメイトにまで余計な気を遣わせる空気を生み出しかねません。

テスト期間の裏切り行為

 先輩からもらった過去問を自分だけコッソリ使って高得点を取ったり、みんなが苦戦しているレポートで自分だけさっさと終わらせて手助けを拒んだりすると、一発で信用を失います。高専のテストは情報戦なので、一度「自分勝手なやつ」として孤立すると、次のテストから一気にハードモードになります。

「鍵垢だから」と油断したSNSでの悪口・トラブル 

X(旧Twitter)の鍵アカウントやInstagramの親しい友達機能ならバレないと思い込み、クラスメイトの愚痴や先生への悪口を書き込むのは絶対にNGです。狭いコミュニティゆえに、誰かのスクリーンショットからあっという間にクラス全体、最悪の場合は教員にまで筒抜けになり、取り返しのつかない信用問題に発展します。

平和に過ごすためのアドバイス

この特殊な環境をサバイブするための秘訣は自然体でいることとギブの精神です。

無理に自分を良く見せようとせず、素の自分を出しましょう。そして、自分が持っている過去問やレポートの参考資料、得意な科目の知識などは、出し惜しみせずにクラスメイトに共有してください。助け合いの精神こそが、高専生活を平和で楽しいものにする最大の防御策です。

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まとめ

高専の5年間同じクラスという環境は、最初は不安に感じるかもしれません。しかし、互いの長所も短所も理解し合える仲間と過ごす時間は、普通の高校生活では絶対に味わえない濃密で刺激的なものです。

気をつけるべきポイントさえ押さえておけば、これほど居心地の良い場所はありません。これから高専生活を送る皆さんが、最高のクラスメイトと共に充実した5年間を過ごせることを応援しています!

ライター情報

熊本高専 人間情報システム工学科
ハルキ
情報系の高専生。趣味は写真。

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