私のクラス順位・成績について
私は奈良高専の電気工学科に所属しています。推薦入試で高専に入学したため、高専入学後の定期テストが不安で仕方ありませんでした。勉強量を誰にも負けないようにテストに挑んだ結果、初めての定期テストで1位になることができました。その後、引くに引けなくなり1年生から3年生まで席次1位を継続しています。本記事では席次上位を狙うためのポイントを紹介します。
クラス・学科順位が高いと、編入、就職、研究室配属で有利?!
まずは成績が良いことでどのようなメリットがあるのか紹介します。成績が良く、クラス内での順位が高いと、編入をする際に推薦制度を利用することができます。また、就職先や研究室を決める際に、成績が高い人が優先される場合があります。進路などの大事な場面で自分の成績が足を引っ張らないよう、きちんと対策をしておきたいものですね。
成績・順位の付け方
成績の付け方は、科目によって様々ですが「テスト点」、「レポート等の提出物の評価点」、「出席点」などの要素から評価をされます。これらを合わせて、100点を満点として成績をつけます。つけられた科目ごとの点数を合計し、合計点が高い順に、クラス・学科順位が決定されます。
成績の割合が、テスト点60%、提出物の評価点40%の場合、テストで80点、提出物の評価点が75点だとすると(80×0.6)+(75×0.4)=48+30=78点 となります。
高専は留年しやすい? 赤点は高いの?
「高専は留年しやすい」という噂を聞いたことがあるかもしれません。高専は赤点が60点のところが多いので、ハードルが高いと思うかもしれません。実際、留年する人がいるのは事実です。しかし、普段の勉強や提出物をきちんとしていれば、大半の人は進級できています。
赤点について詳しく知りたい方は、こちらも併せてご覧ください!
クラス・学科順位1位の私が実践していること
成績をつける上で大切となる、定期テストと、レポート等の提出物に着目して、私が実践していることを紹介します。勉強方法は人によって合う方法が様々なので、紹介する中から参考にできそうな物があればぜひ真似してみてください!
高専の定期テスト対策
まず初めに定期テスト対策です。成績をつける際、ほとんどの科目で定期テストの点数の割合が高くなります。普段の授業からテスト期間まで、気を引き締めて対策に取り組みましょう!
高専の授業の受け方
授業の受け方は人それぞれ。また先生によっても授業形態が異なりますが、私はとにかく先生の話を全力で聞いて、板書もしっかり取るタイプです。先生の「ここテストに出そう…?」という雰囲気やヒントを聞き逃さないよう心がけています。
高専女子あるあるだと思うのですが、男子の多いクラスの場合、教室の後ろの方に座ってしまうと、黒板やスクリーンが全く見えなくなってしまいます(笑)そのため、席替えをする際には、いつも自分から前の席を希望しています。
授業中の先生の雑談タイムや、すでに理解ができている話をしている時間は、演習問題を解く時間に充てることもあります。
テスト開始日の2週間前から勉強開始
テスト勉強は時間との戦いです。テスト前日に夜遅くまで勉強する、はたまた徹夜をしないといけない…なんて事態にならないよう、早めに勉強を始めましょう。寝不足でテスト本番に挑むと、せっかくの勉強の成果が発揮できなくなってしまいます。
授業の復習、演習問題を繰り返し解く、分からない所を先生や友達に聞く等、テスト期間が始まったら、自分の苦手なポイントをいち早く見つけることが大切です!
高専の過去問の取得
過去問は高専の定期テスト対策において必須になります!きちんと勉強をしていれば、過去問がなくても良い点数を取れますが、過去問を使ってテストの傾向を掴むことで、勉強の効率を上げることができます!
過去問は部活の先輩からもらうことが多いです。一般科目の過去問であれば、同じ学科の先輩だけでなく、他学科の先輩にも声をかけてみましょう。友達と協力して、2、3年分の過去問を集められると安心です。
大事なポイントは、新年度が始まったらすぐに先輩から1年分の過去問をもらうことです。年度によって授業の進度がずれる場合があるので、1年分をまとめてもらっておくと安心です。また、過去問をもらった時に一通り目を通しておくと、授業の予習にもなります。
私のテスト勉強戦略
私のテスト期間の勉強方法を具体的に紹介すると、まず初めに授業中のノートを見返します。その後、過去問を軽く見てから、テスト勉強の計画や、作戦を立てます。この時、過去問は解かずに、「どんな問題が出題されているか確認する程度」で大丈夫です。英単語などの暗記系は早めの段階から始め、毎日少しづつ覚えるのがおすすめです。計画通りに進まないこともありますが、自分の苦手な科目や提出物など、優先度を意識しながら進めましょう。先生に質問をしに行ったり、放課後に友達との教え合いも積極的に行います。一通り分からない所を解決できたら、過去問を使った模擬テストを実施して、自分の理解度を検証します。過去問は100点を取れるようになるまで何度も復習します。最終的に、テスト前日には自分の苦手な所をもう一度復習するだけ!という所まで進められたら理想ですね。
1つ注意としては、先生への質問は早めに行くようにしましょう。テスト期間になると、テストの作成や会議で忙しくなるので、事前に連絡をしてから先生の所に行くか、授業の前後に先生に聞くのがおすすめです。
高専のレポート、提出物対策
一般科目では、ワークや普段の宿題として課題の提出を求められます。低学年のうちは一般科目の課題を普段からこなさないといけません。それに加えて、専門科目では実験や実習のたびにレポートの提出が必須になります。。テストと比べて、実験内容が年度によって変わることは少ないので、先輩から実験レポートを見せてもらって参考にしたり、事前に先輩にレポートの添削をしてもらうと良いと思います。
課題やレポートの提出日がテスト期間と重なることもよくあるので、早めから取りかかるようにしましょう!
先生、先輩、他学科のみんなと仲良くなろう!
過去問を集める時や、レポート作成において、他の人の協力はとても重要になります!先輩から過去問をもらうときに、先生の授業の様子や、テストの傾向を教えてもらいましょう。また、一般科目の過去問であれば、他の学科の友達とも協力して過去問を集めましょう。
また、先生に積極的に質問しに行くことも大切です。縦と横の両方の繋がりを広く持つことによって、定期テストやレポートをみんなで力をあわせて乗り越えることができます!
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ライター情報
ニックネーム:びっきー
奈良高専電気工学科に所属する女子高専生。第二種電気工事士の資格取得。茶道部部長。趣味はバレエを踊ること。