「高専ってどんな学校だろう」、「自分に向いているのかな」そんな疑問を持つあなたにむけて、高専にはどんな人がマッチするのかについてお話していきます!進路を考えるとき、普通高校とは違う環境を選ぶことには勇気がいると思いますし、入学後うまくやれるのか不安に感じることも多いと思いますが、このブログを通して、より具体的な将来のイメージをつかむお手伝いが出来たらと思います!
高専とは
そもそも高専とは「高等専門学校」の略称で、全国に国公私立合わせて58校存在する学校です。高等学校(高校)とは違い、入学後は5年(商船学科は5年半)通い、将来エンジニアや技術者になるために、国語や社会などの一般科目とともに、学科やコースによって異なる専門科目を学びます。卒業後は専攻科または大学への進学と、就職から選ぶことができます。高専について、もっと詳しく知りたい方は本サイトの別ブログにて紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
高専マッチ度診断スタート!
それでは早速、あなたと高専のマッチ度を5項目に分けてチェックしていきましょう!
1.専門科目に興味がある
「好きこそものの上手なれ」ということわざがありますが、これは「好きなことには自然と熱中し、上達も早い」という意味です。高専で学ぶ専門科目も同じです。例えば、機械いじりやプログラミング、建築デザインに興味がある人なら、授業や実習でそれらに触れる時間が楽しく、自然と知識や技術が身についていくでしょう。
特に高専では、専門的な技術や知識を実践的に学ぶ機会が多いので、自分の興味がそのまま成長の原動力になります。もし、あなたが「ものづくりに興味がある」と感じているなら、その興味を原動力にして、大きく成長できる可能性が高いです。高専は、まさに「好き」を活かして力を伸ばせる環境といえます。
2.理数科目が好き
先ほどは専門科目についてお伝えしましたが、高専においては理数科目が好きであることも同じくらい大事であると言えます。ほとんどの専門科目は数学や物理などの理数科目の内容を応用して勉強していきます。またその専門科目で使えるように、高校3年間で学ぶ範囲を2年間ほどに圧縮し、とても速いスピードで授業が進んでいきます。ですので、高専で生き抜くためには得意ではなくとも、理数科目が好きでないと苦労することが多いかもしれません。
3.やりたい・チャレンジしたいことがある
高専は放課後や休日は比較的時間に余裕があります。高専といえばのロボ部に入部してロボコンに捧げるもよし、電気工事士などの資格勉強に励むもよし!高学年になるにつれレポートや課題に費やす時間も増えていったり、ゲームの誘惑に負けてしまったりするかも知れませんが、低学年のうちから時間の使い方を考えられるため、自分のやりたいことやチャレンジしたいことがある人にはぴったりです!
4.おしゃれがしたい
高専によっては制服の着用を求められることもありますが、制服がないまたは低学年のみが着用となっている高専がほとんどで、自分の好きな服を着て登校することができます。基本的には「学生らしい服装」が求められますが、服装に関して学校から指導が入ることは滅多にありません。ですので、校則に縛られることなく自分の個性を大切に学校生活を送ることができます!
また、低学年時から染髪やピアスがOKな高専もあります!
仙台高専や木更津高専は1年生のときから染髪とピアスが大丈夫でした!
5.〇〇オタク
おそらく、みなさんも高専に入るとすぐに「この人すごっ!」となるような〇〇オタクの人に出会えると思います。例えば小・中学生の時にはパソコンや車について同じ熱量で語れる人がいないと寂しい思いをしていたあなたも、きっと高専に入学すればオタ活仲間が見つかるかもしれません!また自分の通う高専内だけでなく、全国の高専生と繋がれるコミュニティを使えば、もっと多くの仲間に出会うことができることでしょう。
高専生と繋がれるコミュニティって?
高専生や高専OB・OGと交流する手段がいくつか存在します。
例えば、高専人会、Uni-KOSEN、ZENPENなどが挙げられます。
高専OB・OGとの交流会の高専人会や大学編入の説明会・体験記を紹介するUni-KOSEN、ZENPENなどがあります。興味がある方はぜひ一度調べてみてください!
不向きな人
高校卒業後すぐに就職したい人
前述のように、中学校卒業後、5年間(商船学科は5年半)高専に通うことになります。ですので高専卒で就職すると、普通高校卒業で就職するより、2年遅く就職することになります。
自主性がない人
高専では低学年のうちから専門分野を学ぶため、自ら学ぼうとする姿勢が必要不可欠です。高専の先生方は研究者でもあるので、積極的に学ぼうとする学生を快く応援してくださります。反対に受け身すぎると、やる気がない子に費やす時間はないと見限られかねません。これは一般科目にも言えることですが、個人的に、なんとなくで過ごしている人ほど、どんどん成績が下がる傾向があるように感じます。
高校生っぽい青春がしたい人
高専では、学科によって男女比に大きな差が生じることがあります。特に工業系の学科では、男子生徒の割合が高く、場合によって女子生徒がクラスに数名しかいないこともあります。普通高校のようなキラキラした「青春」らしい雰囲気を期待する場合、高専では少し違った学校生活になる可能性があります。とはいえ、高専ならではの「青春」にも大きな魅力があります。みんなで作業服を着て実験実習をしたり、夜遅くまで残って高専祭の準備をしたり、一般的な「キラキラ」ではないかもしれませんが、たしかにそこには高専生の、高専ならではの「青春」があります。
まとめ
高専はあなたが進みたいと思った道を進み、あなたの「好き」を突き詰められる最高の環境です。レポートや専門科目は大変ですが、それ以上に高専には夢や希望がたくさん詰まっています!ぜひあなたも、最高の高専ライフを過ごしませんか?
「高専進学を考えているけど、いまの学力では心配」という方や「入試対策って具体的に何をすればいいんだろう」とお困りの方に向けて、高専入試特化塾のナレッジスターでは無料勉強相談を準備しております。あなたもナレッジスターと一緒に高専への一歩を踏み出しましょう!
ライター情報
[出身高専 学科]
大阪公大高専 総合工学システム学科 エレクトロニクスコース
[氏名]
錦野結菜
[自己紹介]
こんにちは!2023年度に大阪公大高専に入学した現役女子高専生です。食べることとおしゃべりが大好きで、休日は友達と一緒に美味しいご飯を食べに行ったり、素敵なカフェでエナジーチャージしたりしています。将来、グローバルに活躍できるエンジニアを目指して、英語の勉強にも力を入れています!