
はじめに
高専の定期テストにおいて、過去問はなくてはならない重要なツールとして有名です。多くの学生が、テスト前になると過去問を探しはじめます。しかし、過去問に依存しすぎるのはとても危険なことなのです。なぜなら、過去問があるから大丈夫だと安心しきってしまい、勉強をおろそかにしてしまう学生がとても多いからです。たしかに過去問は強力な武器になります。だからといって、それだけでテストを乗り越えられるわけではありません。まずは過去問にたよりすぎることの危険性をしっかりと理解しておくことが大切です。過去問をてにいれただけで、勉強をした気になってしまうのがいちばんの罠だと言えます。テストの難易度は先生によって大きく変わるため、過去問に頼りきりだと、すこし問題の傾向が変わっただけで、まったく点数がとれなくなってしまいます。
先輩から譲り受ける過去問の罠!その解答は本当に合っていますか?
先輩からもらう過去問には、大きな落とし穴がかくされていることがあります。それは、その過去問に書かれている解答が、必ずしも正解とは限らないということです。よく出回っている過去問は、先輩が実際にうけたテストの生のデータです。そのため、満点をとっていないかぎり、まちがった答えが含まれています。そのまちがった解答を正しいと信じ込んで丸暗記してしまうと、実際のテストでも同じ間違いをして点数を落とすことになります。先輩の答案をそのまま信じるのはやめましょう。先輩がどれだけ優秀な人であっても、人間ですからミスをすることは当然あります。また、数年前の過去問だと、現在の教科書の範囲や授業の内容とすこしズレていることもめずらしくありません。そのため、まずはその解答が本当にただしいのかを疑う姿勢を持つことが必要なのです。
過去問ゲットはゴールじゃない!完全回答を作ってからが勉強のスタート
過去問を手に入れると、それだけで満足してしまう学生がたくさんいます。しかし、過去問をゲットすることはゴールではなく、あくまで勉強のスタートラインにすぎません。大切なのは、手に入れた過去問のなかから、教科書などを使って正しい答えを導き出すことです。これを完全解答と呼びます。テストの前日になってから過去問をひらき、解答がまちがっていることに気づいても、そこから修正する時間はありません。早めに完全解答を作り、そこから本格的な勉強をはじめましょう。完全解答を作るプロセスそのものが、じつは定期テスト対策の素晴らしい勉強になっています。教科書やノートをひっくり返して調べることで、記憶にしっかりと定着するからです。前日にあわてて答えを探すようでは、時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。
過去問の丸暗記は将来の借金?高専の授業で留年を避ける方法
高専の先生のなかには、過去問とまったく同じ問題をテストに出す人もいます。そのため、前日の夜に丸暗記するだけで、かんたんに高得点がとれてしまう場合があるのです。しかし、この勉強法は良くありませんその場しのぎの丸暗記では、知識がまったく自分のものとして積み上がらないからです。高専は5年間の学校であり、学年が上がるにつれて授業の内容はどんどん難しくなります。低学年のうちに楽をしたツケは、のちのち留年という形ではね返ってきます。高専では、過去の基礎知識があることを前提として新しい授業がすすんでいきます。そのため、過去問の丸暗記だけで進級してきた学生は、高学年になったとき、まわりのスピードについていけなくなります。けっきょく、むかしの教科書をひっぱりだして基礎からやり直す羽目になり、余計に苦しい思いをすることになるのです。
テストが難しい先生は味方?低学年の基礎が5年間の進学・進路を左右する
学生の間では、テストがかんたんな先生が人気になりがちです。逆に、テストがとても難しい先生は嫌われやすい傾向にあります。しかし、中長期的な視点で見ると、難しいテストを出す先生こそが本当の味方と言えます。なぜなら、厳しいテストを乗り越えるために必死で勉強することで、基礎がしっかりと身につくからです。低学年のうちに身につけた基礎知識は、高学年での専門科目を学ぶときの大きな支えになります。厳しい授業こそ、自分の将来の進路を助けてくれるのです。簡単なテストばかりだと、学生はどうしても手を抜いてしまい、本当の実力がつきません。その結果、高学年になったときに「何も覚えていない」という最悪の状況になってしまいます。いまは大変に感じるかもしれませんが、厳しい先生の授業にしっかりついていくことこそが、未来の自分への投資になります。
特に危険なのは数学!高専1年生の「基礎数学」がすべての専門科目の土台
高専のすべての授業のなかで、もっともおろそかにしてはいけないのが数学です。1年生で習う基礎数学は、5年間で学ぶすべての工学のベースになります。この基礎数学でつまずいてしまうと、2年生以降の難しい数学だけでなく、物理や電気回路などの専門科目でも確実にこけることになります。過去問の丸暗記だけで数学をすませてしまうのは、絶対にやめてください。1年生のうちに数学の土台をしっかりと固めておくことが、留年を回避する最大のポイントです。高専の専門科目は、数学という言語を使って書かれているようなものです。言葉のルールが分からないまま専門科目の授業をうけても、内容を理解できるはずがありません。過去問の答えを数字だけ覚えるのではなく、なぜその公式を使うのか、どうしてその答えになるのかという仕組みを理解することが、なによりも重要なのです。

自力でのテスト対策が不安な高専生へ!今すぐできるおすすめの勉強法
高専の授業は進むスピードが早く、内容も専門的なため、1人で勉強していると不安になることも多いでしょう。特に初めての定期テストをむかえる1年生は、どのように対策をすればいいか迷ってしまうものです。自力での勉強に行き詰まったときは、やり方を変えてみる必要があります。高専の難しいテストを乗り越えるためには、効率的で正しい勉強法を取り入れることが大切です。ここでは、不安を解消して確実に点数をアップさせるためのおすすめの勉強法を紹介します。ひとりで抱え込まずに、まわりの環境をうまく利用することが成功への近道です。高専特有の難しいカリキュラムに対抗するためには、勉強のやり方のコツを掴むことが、なによりも大切になってきます。
友達同士で教え合う!みんなで定期テストを乗り切る協力プレイ
1人で机に向かって悩むよりも、クラスの友達と一緒に勉強することをおすすめします。過去問の完全回答をみんなで作ったり、分からない問題を教え合ったりするのはとても効果的です。人に勉強を教えることで、自分の頭のなかも整理され、より深い理解につながります。また、周りの仲間ががんばっている姿を見ることで、モチベーションを高めることもできます。孤独に勉強するのではなく、みんなで協力してテストを攻略しましょう。高専の定期テストは科目数が多く、ひとりの力だけで全ての完全回答を作るのは時間的にきびしいのが現実です。だからこそ、得意な科目をそれぞれが担当して教え合うようなチームプレイが、テスト期間をのりきるための最強の戦略になります。
無料勉強相談って??
「高専に行ってみたいけど、勉強についていけるか心配…」、「受験対策は何から始めればいいの?」と不安に感じている方もいるかもしれません。そんな方のために、高専入試に特化した学習塾・ナレッジスターでは無料の勉強相談を実施しています。高専受験のプロである講師陣が、一人ひとりの状況に合わせてアドバイスしますので、安心してご相談ください。あなたもナレッジスターと一緒に、高専合格への一歩を踏み出してみませんか?きっと夢への道筋が見えてくるはずです!
まとめ:過去問を賢く使って高専の定期テストで高得点を目指そう!
高専の定期テストにおいて、過去問はとても便利なアイテムですが、使い方を一歩まちがえると牙をむきます。大切なのは、過去問を丸暗記することではなく、完全回答を自分で作り、基礎をしっかり理解するためのツールとして使うことです。1年生のときにおろそかにした基礎は、高学年になってから大きな負担となります。過去問に依存しすぎず、日頃からコツコツと勉強を積み重ねていきましょう。正しい勉強法を身につければ、高専の難しいテストも怖くありません。未来の自分のために、いまのうちにしっかりとした土台を作っていきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 先輩から過去問をもらえなかった場合はどうすればいいですか?
A. 過去問がないからといって絶望する必要はありません。教科書や問題集の基本問題をしっかりと解けるようにすることが一番の対策です。また、先生が授業中に「ここが出やすい」と言ったポイントをノートから見つけ出しましょう。
Q. 過去問の丸暗記で点数がとれているのですが、このままで大丈夫ですか?
A. 今の学年のテストはのりきれても、高学年になったときに必ず苦労することになります。特に数学や物理などの基礎科目は、丸暗記ではなく仕組みを理解する勉強に切り替えることを強くおすすめします。

ライター情報
仙台高専マテリアル環境コースを卒業。
ニックネーム:nao
研究室では化学を専攻。コガネムシの研究をしていました。
趣味は野球観戦。楽天イーグルスを応援している仙台っ子です。。














