
はじめに
本記事では、高専の偏差値がどのように算出され、全国的にどのくらいのレベルなのかを分かりやすく解説します。偏差値の仕組みやネット情報の落とし穴、入試倍率との関係、地元の模試・高専模試によるレベル把握法まで具体的に紹介します。
高専受験生や保護者の皆さんが迷わず準備できるようサポートします!
そもそも偏差値とは何か?
そもそも偏差値とは、同じ模試を受けた人たちの成績を比べるための指標です。平均点を50点とし、得点のばらつきを標準偏差で測って数値化することでわかります。たとえば偏差値60は「平均より1標準偏差上」という意味です。
全国に58校ある高専では、地域や塾ごとに異なる模試が実施されるため、同じ偏差値でも出題傾向や受験者層が異なります。
母集団が少ないと数値の信頼性が下がる点にも注意が必要です。
全国の高専偏差値
多くの情報サイトでは各高専の偏差値をランキング形式で掲載していますが、実際は全国統一の模試ではなく、各地の塾や予備校が行う模試結果がベースとなっています。とはいえ、他の高校入試と比べて高専の平均偏差値は高めで、概ね偏差値が55~65の学校が多い傾向にあります。
たとえば、仙台高専や千葉高専、静岡高専では偏差値65前後とされることもあります。詳細なデータは▶️〖2023年最新〗難易度はどのくらい?全国の高専の偏差値と倍率まとめでチェックしてください!
偏差値の注意点
偏差値はあくまで模試受験者内の相対評価で、全国の受験生全体の学力を示すものではありません。高専入試では数学や理科など理系科目に特化した問題が出題されるため、一般的な高校用模試とは問題傾向が異なります。また、合否を左右する入試倍率や募集定員の影響も大きいです。
偏差値だけに頼らず、倍率や定員情報を合わせてチェックしましょう。
入試制度の詳細は▶️高専入試とは?国立高専入試制度を徹底解説!をご覧ください。

自分のレベルを把握するためには?
地元の模試の活用
地元都道府県の模試を受けると、同地域の受験生と直接比較ができます。母集団が地域全体のため、出題傾向や受験者層が近く、偏差値の信頼性が高いのがメリットです。夏休みや秋に開催される模試では、最新の入試傾向を反映した予想問題も出題されます。
しかし、このような地元で開催される模試は普通高校入試に準した出題となっているため、高専にはあまり向いていないということを理解しておきましょう。
高専模試の受験案内
当塾、ナレッジスターで開催している高専入試専用の高専模試は、本番に近い出題内容・形式で実施されるため、本番対策に最適です。高専模試は夏~冬に全5回程度開催し、全国の受験生と成績比較が可能です。ライバルとの差が分かる貴重な模試です!開催情報は▶️高専模試をご確認ください。
出題内容や解答の仕方が高専入試とほぼ同じなため是非受験して頂きたいです!
無料勉強相談って??
「高専に行ってみたいけど、勉強についていけるか心配…」、「受験対策は何から始めればいいの?」と不安に感じている方もいるかもしれません。そんな方のために、高専入試に特化した学習塾・ナレッジスターでは無料の勉強相談を実施しています。高専受験のプロである講師陣が、一人ひとりの状況に合わせてアドバイスしますので、安心してご相談ください。あなたもナレッジスターと一緒に、高専合格への一歩を踏み出してみませんか?きっと夢への道筋が見えてくるはずです!
まとめ
高専の偏差値は全国一律で比較しづらいものの、全体的に高い傾向があります。偏差値だけで学校選びをせず、倍率や定員、問題形式を含めて総合的に判断しましょう。地元模試と高専模試を組み合わせて受験し、自分の位置を正確に把握したうえで、志望校合格に向けた対策を進めてください。
FAQ(よくある質問)
Q1: 偏差値が高い高専はどこ?
A: 偏差値65前後の学校が上位校で、例として明石高専・豊田高専などがあります。
Q2: ネットの偏差値ランキングは信頼できる?
A: 模試主催者や母集団が異なるため、参考程度にし、倍率や定員とも合わせて判断しましょう。
Q3: 模試はいつから受ければいい?
A: 夏休み頃から地元模試・高専模試を受験し、複数回チャレンジするのが効果的です。

ライター情報
仙台高専マテリアル環境コースを卒業。
ニックネーム:nao
研究室では化学を専攻。コガネムシの研究をしていました。
趣味は野球観戦。楽天イーグルスを応援している仙台っ子です。