【理科】この時期にするべき高専入試理科の勉強方法とは!?生物?地学?化学?物理?特徴から対策方法まで完全解説!!

はじめに(高専入試の理科ってどんな科目?)

高専入試の理科は、多くの受験生にとって「よく分からないうちに点数が決まってしまう科目」になりがちです。
中学校では1つの教科として習いますが、中身は生物・地学・化学・物理という4つの分野がぎゅっと詰まった、かなりボリュームのある科目です。

さらに高専入試の理科は、図や表が多く、文章量も多いという少し特殊な形式になっています。
「とりあえずワークを1周したけど、自信がない…」という声が多いのも、こうした特徴が理由のひとつです。

この記事では、高専入試の理科の特徴と、この時期からでも間に合う勉強の進め方を分かりやすく整理していきます。

高専入試の理科は4つの科目の集合体

中学理科と高専入試の違い

中学校では「理科」という名前でテストを受けていますが、内容としては生物・地学・化学・物理の4分野に分かれています。
 ただ、テストの範囲表や教科書の表紙には「理科」としか書かれていないので、「自分がどの分野をどのくらい理解しているか」を意識しづらくなりがちです。

一方、高専に入ってからの授業では、これらはそれぞれ独立した科目として扱われます。
つまり、高専入試の理科も本当は「4教科の合体版」だと考えた方が、実際の姿に近いということです。

まずは、模試や学校のテストを見返して、「生物はこのくらいできている」「地学は空欄が多い」といった分野ごとの理解度をざっくりでいいので確認してみてください。
ここが整理できると、このあと紹介する勉強方法もぐっと取り組みやすくなります。

「理科が苦手」を4分野に分けて考える

「理科が苦手」と感じている受験生の中にも、「生物の暗記は得意だけど、物理だけがどうしても苦手」という人はたくさんいます。
それでも「理科を勉強しなきゃ」と思うと、どうしても解きやすい生物の問題ばかり触ってしまい、苦手分野には手が伸びづらくなります。

これは、数学に不安があるのに英語だけをひたすら勉強しているようなものです。
生物でどれだけ点数を伸ばしても、物理がほぼ空白のままだと、合計点はなかなか安定してくれません。

いちど「理科=4つの教科」という前提で、自分の得意不得意を棚卸ししてみましょう。

高専入試理科の出題形式と大問構成

大問1〜5の特徴と配点イメージ

国立入試では、理科は大問6つで構成されています。
大問1は、4分野からの基本〜標準レベルの小問がミックスされた「小問集合」です。ここは、取りこぼしを減らして確実に得点したいパートです。

大問2〜5は、生物・地学・化学・物理がそれぞれ大問を担当するイメージになります。
「ここは生物の大問だ」「ここは物理の大問だ」と分かれているので、分野ごとの得意不得意が点数にかなりストレートに反映されます。

この構成を知っていると、問題冊子を開いた瞬間に「自分はどこで点を稼ぐべきか」「どの大問で時間をかけるべきか」が見えやすくなります。逆にいうと、どこか1分野でも極端に弱いと、その大問を丸ごと落としてしまうリスクが高くなる、ということでもあります。

大問6の特徴とは

そして、近年特に特徴的なのが大問6です。
以前は「複合問題」といって、会話や文章の中に生物→地学→化学…といった内容が次々と登場し、それらをまとめて解いていく形式が中心でした。

最近では、実際の高専1年生の授業で行うような実験をベースにした「レポートのシミュレーション問題」が出題された年もあります。
実験の目的や手順、結果が長い文章と表・グラフで示され、それを読み取りながら考察を書くイメージです。

この大問6は、出題する側もいろいろな形式を試している部分なので、「今年も去年と同じ形だろう」と決めつけてしまうのは危険です。
4分野の基礎力に加えて、文章と図表を一緒に整理する力を日頃から鍛えておくことが、大きな安心につながります。

理科4分野を別教科として勉強するコツ

分野別ワークで勉強するメリット

理科を効率よく伸ばしたいなら、「理科のワーク1冊で全部をなんとなく回す」のではなく、分野ごとにワークや教材を分けるのがおすすめです。
たとえば、生物用の問題集、地学用の問題集、化学用、物理用…というように4冊あってもかまいません。

勉強するときには、「今日は物理の日」「今日は生物の日」と決めて、その時間は1分野に集中して進めてみましょう。
そうすると、「気づいたら得意な生物ばかり解いていた…」という状態を防ぎやすくなります。

また、あとから復習するときにも、「前回の模試で間違えた地学の天体だけ解き直したい」といったニーズにすぐ対応できます。
過去問の使い方については『高専合格への最短ルートを辿るには?過去問を使った効率の良い勉強方法』でも詳しく解説されているので、あわせてチェックしておくと安心です。

得意不得意をなくす学習スケジュール

高専入試の理科では、どの分野も大問として出題される可能性があります。
そのため、「ここは大得意だけど、ここはほぼ空欄」という状態だと、合格点を安定して狙うのが難しくなります。

まずは1週間の中で、「生物の日」「地学の日」「化学の日」「物理の日」をざっくり決めてしまいましょう。
1回あたりの勉強時間は短くてもよいので、全分野に定期的に触れることがポイントです。

目標としては、どの分野でも7〜8割取れる「穴のない理科」を作るイメージです。
そこから、時間と余裕があれば、よく出る単元や自分の得意分野を伸ばしていくと、全体の点数が自然と底上げされていきます。

高専入試理科で失点しやすい落とし穴

地学の「地層・天体」を捨てない理由

地学は、好き嫌いがはっきり分かれやすい分野です。
「天体のイメージはつきやすいけれど、地層はよく分からない」「用語が多くて苦手」という声もよく聞きます。

ただし、入試本番の大問では、天体か地層のどちらか一方だけが選ばれる年もあります。
もし片方を丸ごと捨ててしまうと、その年にたまたま「捨てた方」が出題されたときに、その大問がほぼ0点になってしまうリスクがあります。

限られた時間の中でも、天体と地層のどちらにも基本問題レベルでは触れておきたいところです。
満点を目指すのではなく、「どちらが出ても半分以上は取れる」くらいを目標にしておくと、全体の安定感がかなり変わってきます。

山張り勉強よりも安定得点を狙おう

「今年はこの単元が出そうだから、ここさえ完璧にしておけば大丈夫」という山張り勉強は、一見すると効率がよさそうに見えます。
 しかし、もしその単元が出題されなかった場合、その時間がほとんど得点につながらない、という事態になってしまいます。

理科は大問ごとに分野が分かれていることが多いので、1つの単元に特化しすぎると、その大問丸ごとを落とす可能性が高くなります。これは、合格ラインギリギリの勝負をしている受験生にとってはかなり痛いダメージです。

安全に合格点を狙うためには、「まずは全分野で7〜8割を目指す」という戦略がおすすめです。
そのうえで、余力があれば頻出単元や得意分野を伸ばしていく、という順番で勉強を進めていきましょう。

高専入試特有の図表・長文問題への対策

図や表から情報を読み取る練習法

高専入試の理科は、図や表・グラフの読み取り問題がとても多いのが特徴です。
観察記録の表や実験結果のグラフを見ながら、長い文章問題に答えていく形式が頻出です。

一般的な高校入試の理科が8〜10ページ程度なのに対して、高専入試では20ページ近くになることもあります。それでも試験時間は同じ50分前後なので、限られた時間で大量の情報を整理して解く力が求められます。

日頃の勉強では、問題を解くだけでなく、「このグラフは何と何の関係を表しているのか」「縦軸と横軸は何を意味しているのか」を、自分の言葉で説明してみましょう。
声に出して説明できるようになると、本番でも情報の整理がかなり楽になります。

高専入試らしい問題に触れる方法

市販の高校入試向け問題集は、基礎〜標準レベルの確認にはとても役立ちます。
 しかし、「図表が多く、文章量も多い高専入試の形式」に完全対応している教材は、まだ多くありません。そのため、「教科書やワークの問題は解けるのに、本番形式になると時間が足りない」という状況になりやすいです。
これを防ぐには、高専入試に特化した模試や講座を利用して、本番と同じ感覚で問題を解く経験を早めに積んでおくことが効果的です。理科だけでなく、他教科の勉強にも共通する考え方なので、まだ読んでいない方はチェックしてみてください。

冬期講習・高専模試を使った理科の追い込み

冬期講習ベーシックコースの活用法

ナレッジスターの冬期講習では、高専入試に特化した学力コースが用意されています。
その中でもベーシックコースは、「短期間で頻出単元をギュッと固める」ことを目的とした集中講座です。年末年始のまとまった時間で、あらかじめ決められた時間割に沿って映像授業を進めるスタイルなので、「何から手をつければ良いか分からない」という受験生にも取り組みやすくなっています。
 理科についても、高専入試の出題形式に合わせた問題で練習できるため、「本番形式への慣れ」という面でも大きなメリットがあります。

「高専入試対策コース」や「高専模試」「冬期講習」のページでは、各講座の対象や内容、スケジュールが詳しくまとまっています。
志望校や現在の学力と照らし合わせて、自分に合ったプランを検討してみてください!

無料勉強相談って??

「高専に行ってみたいけど、勉強についていけるか心配…」、「受験対策は何から始めればいいの?」と不安に感じている方もいるかもしれません。そんな方のために、高専入試に特化した学習塾・ナレッジスターでは無料の勉強相談を実施しています。高専受験のプロである講師陣が、一人ひとりの状況に合わせてアドバイスしますので、安心してご相談ください。あなたもナレッジスターと一緒に、高専合格への一歩を踏み出してみませんか?きっと夢への道筋が見えてくるはずです!

まとめ:高専入試の理科で失敗しないために

高専入試の理科で失敗しないために、一番大切なのは「理科を4つの科目としてとらえる」ことです。生物・地学・化学・物理それぞれの得意不得意をはっきりさせ、大きな穴をなくすことが、合格ラインに近づく最短ルートになります。

そのうえで、高専入試特有の「図表+長文形式」に早めに慣れておくと、本番の50分を落ち着いて戦えるようになります。
市販教材だけでカバーしきれない部分は、高専模試や冬期講習、学力入試直前対策講座など、高専入試に特化したコンテンツを賢く使っていきましょう。

高専受験全体の勉強方針を整理したい方は、『高専入試とは?国立高専入試制度を徹底解説!』や『高専合格への最短ルートを辿るには?過去問を使った効率の良い勉強方法』など、他の記事もあわせて読むと理解がより深まります。
あなたの理科の勉強が、今日から「なんとなく」ではなく「狙って点を取りに行く」ものに変わるきっかけになればうれしいです。

高専入試理科に関するよくある質問

Q1. どの分野から勉強を始めればいい?

A. まずは比較的取り組みやすい生物や地学などから始めるのがおすすめです。
ここで「できる感覚」をつかみつつ、同じ時期に少しずつ苦手分野の基本問題にも触れていきましょう。

Q2. 苦手分野はどこまでさかのぼる?

A. 計算や用語がほとんど分からないと感じる分野は、中1・中2の内容までさかのぼってもかまいません。ただし、全部をやり直そうとすると時間が足りなくなってしまうので、入試でよく出る単元を優先しましょう。高専模試の結果などを使って、「どの単元でミスが多いか」をチェックしながら復習の順番を決めていくと効率的です。

Q3. 過去問と高専模試はいつやる?

A. 教科書レベルと標準問題がある程度解けるようになってから、本番と同じ時間でチャレンジするのがおすすめです。解き終わったら、分野別の正答率や時間配分をふり返り、「残り時間でどこを補強するか」を決めましょう。

ライター情報

仙台高専マテリアル環境コースを卒業。
ニックネーム:nao
研究室では化学を専攻。コガネムシの研究をしていました。
趣味は野球観戦。楽天イーグルスを応援している仙台っ子です。

コース案内
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