【2025年度最新版】高専の学費・授業料・寮費はいくら? 無償化・免除・補助制度も徹底解説!

高専の学費、ご存じですか?

「国立だから安いって聞くけど、実際はいくらかかるの?」──そんな疑問を持つ保護者の方も多いはずです。

高専(高等専門学校)は文部科学省の管轄で、高校3年+短大2年をまとめて学ぶ5年一貫制
授業料は「普通高校3年+短大2年」より割安ですが、寮費・教材費・課外活動費など、入学前には見えにくい出費もあります。

この記事では高専5年間の、

・年間学費の早見表
・授業料無償化・減免制度のしくみ
・卒業までの総コスト

について、わかりやすくまとめました。
高専進学は “知っているかどうか” で家計負担が大きく変わります。ぜひ最後まで読み進め、進路計画に役立ててください!

国立・公立・私立高専でこれだけ違う!年間学費の早見表

高専の授業料は国立大学の約半額といわれますが、入学料や寮費を合算すると学校種別で負担額に差が出ます。まずは初年度にかかるお金を一覧で確認しましょう。

区分 授業料(年額) 入学料 寮費+光熱費〈年額めやす〉*
国立高専(51校) 234,600 円 84,600 円 約 600,000 円
公立高専(3校) 234,600 円 84,600 円
※自治体在住者は半額〜1/3に減免
約 600,000 円
私立高専(4校) 例) 近畿大学工業高専
520,000 円(1〜3年)/
1,084,000 円(4・5年)
約 200,000〜250,000 円 約 600,000〜700,000 円

※寮費は食費込みで月 1.2〜1.7 万円 + 共益費・自治会費を加えた概算です(学校や部屋タイプで変動)。

親御さんが押さえておきたい 3 つのポイント

・授業料は国立・公立ともに年 234,600 円で統一
└ 国立大学(年 535,800 円)のほぼ半額です。

・私立高専は授業料が国公立の約 2.3〜3.2 倍
└ 入学料・寮費もやや高めなので、初年度に 90〜120 万円程度を想定。

・寮費は実家通学か否かで大きく変動
└ 自宅外通学の場合、寮費+食費+光熱費が年間 18〜20 万円前後かかります。

無償化・減免制度をかしこく使おう

「普通高校と違って5年間だけど、授業料の無償化はあるの?」
──そんな疑問にお答えするために、1〜3年生(高校課程)と4・5年生/専攻科(短大課程)
で分かれる支援制度を、重要ポイントに絞ってまとめました!

① 高等学校等就学支援金(1〜3年生対象)

高専の前半3年間は“高校扱い”なので、全国共通の就学支援金が使えます。

項目 内容
しくみ 年間 118,800 円を国が授業料へ直接補助(学校が受け取り)
対象 世帯年収目安 910 万円未満(扶養人数などで変動)
補助内容 授業料 234,600 円 − 118,800 円 = 115,800 円 が自己負担
手続き 入学後4月に「就学支援金申請書」を提出するだけ。以後は学校が自動処理

② 授業料免除・徴収猶予(4・5年生/専攻科)

後半2年間は“短大相当”として、大学生と同じ授業料免除+給付型奨学金の制度に切り替わります。
※世帯年収約 380 万円未満(住民税非課税相当)などの要件を満たす場合のみ

世帯のめやす年収* 授業料(国立234,600円の場合) 支援内容
約380万円未満(住民税非課税) 0 円 全額免除+給付奨学金
約380〜600万円 117,300 円 半額免除+給付奨学金(2/3 支給)

* 家族構成や扶養人数によって変動する場合があります

③ 寮費・入学料も減免できる?

寮費や入学料にも、授業料とは別枠のサポートが用意されています。

支援項目 内容 申請のポイント
寮費免除 生活保護世帯・住民税非課税世帯などは 半額〜全額免除(光熱費は自己負担の学校も) 入学時に生活状況を証明する書類を提出
入学料免除 4月上旬までに「入学料免除願」を提出し、家計基準を満たせば 全額または半額免除 期限が短いので早めの準備が必須
企業寄付型給付奨学金 年 12〜24 万円を5年間支給してくれる企業奨学金もあり 先着順の学校が多い。募集開始を要チェック

卒業までの総コスト3パターン

「通学か寮か」「無償化が使えるか」「国公立か私立か」で、5年間の総コストは大きく変わります。
下の表は 教材費(年間3〜5万円)と4年次のノートPC購入(10〜15万円)を含めた概算になります。
高専や学科によって変動しますので、あくまで目安としてご覧ください。

パターン 前提条件 5年間合計 月あたり こんなご家庭におすすめ
A:自宅通学 × 無償化適用 就学支援金と修学支援制度で授業料が一部免除/寮なし 約 83 万円 約 1.4 万円 校舎まで 90 分圏内で通える/世帯年収 600 万円未満
B:寮生活 × 標準負担(国立・公立) 授業料フル負担+寮費 18 万円/年 約 240 万円 約 4 万円 通学 2 時間以上/自宅外で自立生活を経験させたい
C:私立高専 × 寮生活 授業料 70 万円/年 + 寮費 20 万円/年 約 550 万円 約 9 万円 志望学科が私立にしかない/国公立に比べ手厚い設備を希望

※無償化が「全額」適用されるとパターン A はさらに低コストになります。
※私立の授業料は校ごとに 70〜76 万円と幅があります。
※寮費は食費込みで月 1.2〜1.7 万円+光熱費を想定しています。

よくある質問(FAQ)

質問 回答
Q. 国立高専の学費は今後値上げされますか? いまのところ据え置きです。文部科学省は 2023 年度以降、授業料 234,600 円(年額)の維持方針を続けており、向こう3年程度に改定予定は公表されていません。
Q. 専攻科に進むと学費は上がりますか? 授業料は本科と同額(年 234,600 円)です。進学時には入学料 84,600 円が別途かかりますが、在籍高専の本科からそのまま進学する場合は「入学料免除」の取り扱いがある学校もあります。
Q. 寮に入ると外出制限はありますか? 平日は門限 22:00 など校則が設けられています。週末は届出制で外泊可の学校が大半です。寮費には朝・夕 2 食または 3 食分の食費が含まれることが多く、光熱費は別会計になる場合があります。
Q. 奨学金はいつ申し込む? 日本学生支援機構(JASSO)の第一回募集は 1 年生の 5 月ごろ。予約採用に漏れた人向けに秋募集もあります。校内(企業寄付型など)の奨学金は 4 月中に募集開始の学校が多いので掲示板を毎日チェック。
Q. ノートPC購入は必須? 2024 年度以降、ほぼ全校で必携化が進んでいます。目安は 4 年進級時に 10〜15 万円。高専によっては 分割・リース制度や推奨モデルの一括購入が用意されています。

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