【令和8年度高専入試】高専入試の仕組みとコツをまとめて解説!

高専入試がどんなしくみかご存知ですか?

高専入試は一般高校入試と違い、傾向も形式も高専独自のものとなっています。
そのため、
「普通高校とどこがどう違うの?」と戸惑う人も多いのではないでしょうか。

実は高専の入試は推薦入試と学力入試の2本立て。しかも全国58校がほぼ同じ日程で動くため、情報を逃すと準備が一気に遅れてしまいます

この記事では、令和8年度の最新スケジュール・科目配点・出願手順をまるっとご紹介します!
最後まで読めば、高専入試の全体像がスッキリわかります。

高専受験はまさに情報戦──スタートダッシュで合格を引き寄せましょう!

一般選抜のスケジュール表

① 高専学力入試日は全国共通

本試験:2026年2月8日(日)

追試験:2026年2月15日(日)
(病気などで本試験を受けられなかった人向けの救済日です)

②高専学力入試の出願から合格までの流れ

ステップ だいたいの時期* やること
WEB出願スタート 1月下旬 願書をオンラインで登録、顔写真データをアップ
書類しめきり 2月上旬 成績が書かれた「調査書」などを学校に郵送
本試験(5教科マークシート) 2月中旬 国・数・英・理・社を一気にテスト
合格発表 2月下旬 ほとんどの高専がWebサイトで結果を公開

*年度によって前後します。各高専の公式情報をご確認ください。

※ 2025年度(令和7年度実施)をもとにした目安です。正式日は各校の募集要項で確認しましょう!

③ 高専入試の「追試」と「二次募集」って?

・追試(2/15)
病気などやむを得ない理由で本試験を欠席した人に用意された試験。

・二次募集(3月中旬ごろ)
定員に空きが出た高専だけが行う追加募集。出願期間が1週間程度と短いので、早めにカレンダーに入れておくと安心です。

高専学力入試の特徴

① 高専学力入試は基本「5教科で合計500点満点」

高専学力入試の科目は国語・社会・数学・理科・英語の5教科。
各60分ずつのマークシート方式で解きます。
各教科100点なので、合計は500点満点となります。

要点まとめ

試験教科 国語・社会・数学・理科・英語
試験形式 1教科60分、すべてマークシート
英語の特徴 リスニングを含む
配点 合計500点で学力点を計算

②社会を課さない「4教科型」高専もある

ただし、全国にある高専のうち約10校では、
社会を除いた4教科(国語・数学・理科・英語)だけで試験をします。

4教科の合計は 400点満点です。

学校によっては、この400点を別の計算方法で点数に反映させるところもあります。

4教科型を採用する主な高専 配点の一例
秋田・鶴岡・東京・石川・岐阜・和歌山・都城・鹿児島・神戸市立 各100点×4=400点満点
(東京高専は400点→70点へ圧縮し、調査書30点を加算)

※参照:know-star.com

③「傾斜配点」を採用する高専もある

高専の中には 数学・理科など専門性の高い科目に倍率を掛けて加算する「傾斜配点」 を導入している学校があります。具体的には以下のような高専で採用されています。

傾斜内容
沼津高専 数学・理科を1.5倍(100点→150点)
木更津高専 数学・理科・英語を2倍(100点→200点)

一部の高専では、理系科目を重視するために傾斜配点を採用しています。
志望校がこの制度を使っている場合、どの科目を重点的に伸ばせばいいかが一目でわかります。まずは募集要項で配点表をチェックしましょう。

・例) 沼津高専:数学・理科の得点を1.5倍

④ 合否は「学力点+内申点」の合計で決まる

学力点500点に、通知表をもとにした内申点(調査書点)が加わります。
内申点の配点は高専ごとに違うので、必ず募集要項を確認しましょう。

・例)奈良高専 学力500点+内申240点=740点満点

・実技4教科の評定(音楽・美術・保体・技家)も加点される

・配点は135点・180点・200点・240点など学校によりさまざま

⑤合格ラインを読むコツ

高専の合否判定は 「学力点」と「内申点」 を合計して高い順に決まります。
学校によって細かいちがいはありますが、多くの高専では次のような流れです。

段階 しくみ おおよその目安
① 学力上位で先に合格 学力試験の得点だけで上位に入った人をまず合格にする方式。人数は校ごとに決まっています。 学力点で400/500点以上 が一つの目安。
② 残りは「学力点+内申点」で決定 残った定員を、学力点と内申点(調査書点)を足した総合点の高い順でもう一度選びます。 学力380点+内申4.0以上 が安全圏と言われますが、年によって変動します。

※ 学力「即合格」枠は実施していない高専もあります。必ず募集要項で確認しましょう。

高専推薦入試の特徴

① 推薦選抜のしくみと配点

定員の目安

多くの高専では、約30%が推薦枠として設定されていますが、
枠が多い学校では、約50%を推薦枠にしている場合もあります。

配点例(沼津高専 2025年度)

調査書45点
推薦書10点
個人面接30点
※配点や合格ラインは高専ごとに異なるので、必ず志望校の募集要項を確認しましょう。

② 面接・作文で見られる3つのポイント

推薦や特色選抜では、5〜10分の面接と400〜600字の作文で「この受験生が高専で伸びるか」を判断します。
準備しやすいように、面接、作文で評価される視点を3つにまとめました。
推薦入試の受験を考えている方は、この3点を今から準備して、本番を万全の状態で臨みましょう!

観点 何を語ればいい? 例になるエピソード
① 動機の具体性 学びたい技術と将来像を、自分の体験と結び付けて話す ロボット製作、プログラミング大会、科学館での体験 など
② 探究する姿勢 目標を決めて挑戦し、結果まで示す ロボコン、自作アプリ、自由研究でのデータ計測 など
③ 協働性 チームで目標達成にどう関わったか 部活の役割、文化祭委員、地域ボランティア など

③ 特色選抜(適性検査型)の配点

いくつかの高専では、面接に加えて適性検査を実施します。

項目 配点 備考
適性検査 100点 基礎的な数学の問題:60分
面接 50点
内申(調査書) 350点
総合 500点満点

適正検査は「スピード×正確さ」が勝負
基礎計算をミスなく解けるように練習し、時間配分を決めておくと安心です。

出願手順 & 必要書類

高専の出願は「① Web手続き + ② 紙の書類提出」が必要になります。
まず流れをしっかりつかみ、そのあとでチェックリストを見ながら準備を始めましょう!

① Web出願の流れ(国立高専の標準例)

ステップ やること ワンポイント
1 マイページ作成 → 顔写真アップロード 写真は3か月以内に撮影/JPGまたはPNG
2 志望学科を選ぶ → 中学校で受け取った「調査書番号」を入力 志望順位を付ける学校もあるので要確認
3 検定料の支払い 2,200円(※国立高専共通)クレジットカード・コンビニ払いなど
4 受験票・写真票をプリント A4 カラー印刷。のり付け欄や押印欄を忘れずチェック

② 紙書類チェックリスト

③ 提出に失敗しない4つのコツ

・提出前に すべてコピーを取り、控えを保管しておく
・郵送は 簡易書留+速達 が安心(追跡番号が残る)
・推薦書など「厳封」と書かれた封筒は 絶対に開けない
・締切は“必着”の学校が多い。3〜4日前には投函を目標に

FAQ ― よくある5問

書類 推薦 一般 備考
調査書(成績証明書) 学校が厳封した原本を提出
推薦書 校長印が必要。封筒は開封厳禁
志望調書 志望理由 400字 ×2 など指定あり
写真票・受験票 Web からPDFをDLして印刷
質問 回答
Q. 一般選抜の問題はマークシートだけ? はい。国立高専の学力試験はすべてマークシート式です。記述問題(途中式や英作文など)は出ません。
Q. 推薦と一般選抜を両方受けられる? 受けられます。推薦で不合格でも、追加料金なしで一般選抜を受験できます。
Q. 内申3.5でも合格できる? 可能です。内申が平均より低めでも、学力試験で高得点(めやす400点/500点)を取れば逆転合格の例が多数あります。
Q. 追試は誰が受けられる? インフルエンザなどやむを得ない病気・けがで本試験を欠席した人に限られます。医師の診断書と中学校長の証明が必要です。
Q. 私立4高専の入試は国立と同じ? 試験日程は近いですが、私立は独自問題や面接を重視する傾向があります。

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