高専には何がある?凄すぎる研究装置3選!<物質化学工学科>

はじめに

 高専の魅力の一つに、本格的な研究装置が挙げられます。実際にどんな装置があるのか、現役高専生として高専受験生、保護者様、高専生に紹介します!私が通う奈良高専の物質化学工学科にある20を超える分析装置の中で、個人的に凄いと思う装置を3つ厳選しました。

 高専がどんなところなのか、少しでもワクワクする世界をお伝えできればと思います!

1.400MHz核磁気共鳴装置(NMR)

(出典)奈良工業高等専門学校 機器・設備リスト

 400MHz核磁気共鳴装置は簡単に述べると、「強い磁場の中で試料の分子構造を解析する装置」です。

 複雑な化合物でも化学構造を決定することができ、生命科学、有機化学、医薬品・食品・材料の開発など、幅広い分野で欠かすことができない装置です。実際に研究開発の現場で重宝されています!

 私が通う奈良高専では2年生で実際にこの装置を使った実験をすることができます。前実験で生成した物質をこの装置で解析し、その結果から実験がうまくいったのかを判断するという内容です。機器分析室に入る緊張感と、身長よりはるかに大きい装置を前にした驚きを今でも覚えています。本格的な装置で実験ができるワクワク感と楽しさを初めて感じました。また、この装置の原理や結果の読み取りは難しく、かなり苦悩しましたが、友達と話し合いながらなんとかレポートを仕上げたのはいい思い出です。

 おおよそ、卓上NMRで400~900万円、300MHzのNMRで4000万円、600MHzで8500万円、900MHzで5億4000万円と、高性能になるにつれ価格が上昇します。高専にあるのは400MHzのNMRであるため、4000万円以上8500万円未満の価格であると予想できます。

2.電界放出形走査電子顕微鏡システム(SEM)

(出典)奈良工業高等専門学校 機器・設備リスト

 電界放出形走査電子顕微鏡システムは顕微鏡!といってもただの顕微鏡ではなく、電子ビームで数nmのとってもミクロな世界まで解像できる、非常に優れた顕微鏡です。写真から、一見顕微鏡だとわからないような、複雑な構造をしていることが分かります。材料・半導体などの研究分野で必須の装置です。

 化学に興味のある人なら一度は使ってみたい最高レベルの顕微鏡なのではないでしょうか…?

どんな世界が見れるのかとても気になりますね!

 簡易的な卓上SEMで約600万円〜、一般的な大型機種で3,000万円〜5,000万円以上、高性能なFE-SEM(電界放出形)やFIB-SEMでは1億円〜2億円を超える場合もあります。

3.液体クロマトグラフ質量分析装置

(出典)奈良工業高等専門学校 機器・設備リスト

 液体クロマトグラフ質量分析装置は、複雑な混合物を分離し、かつ、分離した物質の性質や質量などを詳しく分析できる装置です。

 この装置は化学分析の分野で非常にメジャーであり、医薬品開発、環境分析、食品安全など実際に幅広く活用されています。具体的には、洗浄液などの溶液に不純物が混じっていないか確認をしたり、材料の純度を分析したりするのに役立っています。

私たちの生活を高品質に保つのに非常に重要な優れた装置です!

 液体クロマトグラフ質量分析装置は、1000万円~1億円ほどします。

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まとめ

 高専には、実際に研究開発分析などでメジャーに使われるような本格的な装置があることが分かっていただけたかと思います。この素晴らしい設備のおかげで、入学前に想像していたよりも実験が毎回楽しいです!

 高専で本格的な分析装置を扱えるようになってみませんか?

ライター情報

[出身高専 学科] 奈良高専 物質化学工学科
[氏名・ニックネーム] N 
[自己紹介] 奈良高専物質化学工学科に在学中です!高専がどんなところなのか、魅力を少しでもお伝えできれば幸いです。

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