高専生がTOEICをやるべき理由~進学・単位・就職メリット~

はじめに

本記事では、高専生がTOEICを学ぶメリットを「進学・就職」「単位取得」「効率的学習法」の3つの視点で解説します。TOEICの概要説明の後、大学入試での試験免除やスコア換算、就職活動での強みとなるポイントを紹介します。さらに、高専の外部単位制度と、TOEIC対策演習のコツを具体的に紹介します。

高専生がTOEICをやるべき理由

TOEICは990点満点の実用英語テスト試験で、多くの大学・企業が公式に認める信頼性の高いスコア指標です。高専生にとっては以下の三大メリットがあります。

TOEICとはどんな試験?

TOEICはリスニング45分+リーディング75分の計120分で実施される英語能力測定テストです。Part1〜Part7に分かれ、会話表現・応答問題・読解問題など実践的な形式で、ビジネスシーンでも通用する英語運用能力を評価します。990点満点という幅広いスコアレンジに対応している点が特徴です。

メリット①:進学・就職で役立つTOEICスコア

TOEICスコアは「大学入試の英語試験免除・得点換算」「就職活動でのアピール」の両面で活用できます。

メリット②:大学入試での英語試験免除とスコア目安

多くの大学がTOEIC600点以上を英語試験免除の基準に設定し、スコアに応じて得点換算を行います(TOEICスコア600で英語の評価を80点とする大学もあります)。800点以上は高得点として評価され、推薦入試や奨学金審査で優遇される場合もあります。余裕を持って試験に臨むため、早めに公式問題集で演習を始めましょう。
※詳しくは高専入試情報はこちらをご覧ください。(know-star.com)

メリット③:就職活動で企業にアピール

TOEICスコアは世界的に認知される指標なため、企業の採用担当者は応募者の語学力を客観的データとして重視します。高得点者は「ビジネスでも即活躍できる」と判断されやすく、海外赴任やグローバルプロジェクトへのチャンスが広がります。

単位取得に活かすTOEICスコア

高専には「外部単位制度」があり、外部検定で取得した資格を選択科目単位として認定する高専があります。外部単位制度は、高専外で取得した検定資格を在学中の単位として認める制度です。仙台高専はその一つで、400点以上で1単位、470点以上で2単位、600点以上で4単位でした。TOEICで一定スコアを獲得すると、選択科目の単位(2~4単位程度)が免除され、履修負担が軽減されます。

卒業単位で焦る心配がなくなることも?

高学年では専門科目が増え、単位取得に追われることがあります。TOEIC外部単位を確保しておくと、選択科目の履修計画に余裕が生まれ、試験対策や専門研究に集中しやすくなります。

卒業間際に卒業単位が足りない!と焦る心配もなくなるでしょう。
私は外部単位を4単位ほど取っていたので5年次の履修がだいぶ楽になりました。

効率的な学習法のポイント

TOEIC直前対策だけでなく、基礎力を段階的に積み上げる学習法がスコアアップの近道です。
日々リスニングを解き、流れてきた音声を繰り返し声に出して読む勉強法や、レーディングの文章を書きとる勉強法がおススメです!コツコツと毎日勉強することでスコアアップにつながります!

TOEIC対策演習のコツ

基礎力が固まったら、『TOEIC公式問題集』でPart1~Part7を通しで演習を行い、時間配分を体感しましょう。特に苦手パートはパート別参考書で重点的に強化し、模試形式で総合演習を行うことで本番の緊張感に慣れ、本番対応力を高められます。
リスニングテストは文章を先に読んでおく「先読み」をすると良いです!
※学習サポートは高専定期試験対策コースでも承っています。(know-star.com)

学習開始のおすすめタイミング

高専低学年のうちに基礎の英語学習に取り組み、3年生以降でTOEIC本番を目指す流れが理想的です。部活動や定期試験と両立しながら、毎日30分程度の英語学習を習慣化すると着実に力が伸びます。

無料勉強相談って??

「高専に行ってみたいけど、勉強についていけるか心配…」、「受験対策は何から始めればいいの?」と不安に感じている方もいるかもしれません。そんな方のために、高専入試に特化した学習塾・ナレッジスターでは無料の勉強相談を実施しています。高専受験のプロである講師陣が、一人ひとりの状況に合わせてアドバイスしますので、安心してご相談ください。あなたもナレッジスターと一緒に、高専合格への一歩を踏み出してみませんか?きっと夢への道筋が見えてくるはずです!

まとめ:TOEIC活用のポイント

高専生にとってTOEICは、進学・就職・単位取得の3つの面で大きなメリットがあります。

① 進学に有利

  • 多くの大学がTOEICスコアで英語試験を免除されることがある。
  • 600点以上で80点換算など、入試で有利な評価が得られる。
  • 推薦・奨学金でも高得点者は優遇対象になりやすい。

② 就職でアピールできる

  • 企業はTOEICスコアを信頼性ある語学力の証明として重視。
  • 高得点は即戦力として評価され、海外勤務のチャンスも広がる。

③ 単位取得にもつながる

  • 一部の高専では、TOEICスコアに応じて外部単位として2〜4単位が認定される。
  • 卒業単位に余裕が生まれ、専門科目や研究に集中しやすくなる。

FAQ:高専生のTOEICに関する疑問

Q1:TOEICスコアだけで認定される単位数は?

 A:高専により異なりますが、概ね2〜4単位が認定されるケースが多いです。詳細は所属校のシラバスや学生便覧を確認してください。

Q2:英検準1級なしでTOEIC対策をしてもよい?

A:短期的なスコアアップが目的なら可能ですが、基礎力が不足すると得点が伸びにくくなるため、英検で土台固めをおすすめします。

Q3:TOEICのおすすめ参考書は?

 A:「TOEIC公式問題集」シリーズとパート別対策書籍の併用が効果的です。アプリでのスキマ学習も併用しましょう。

ライター情報

仙台高専マテリアル環境コースを卒業。
ニックネーム:nao
研究室では化学を専攻。コガネムシの研究をしていました。
趣味は野球観戦。楽天イーグルスを応援している仙台っ子です。

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