
はじめに
奈良高専在学生の目線で奈良高専の魅力を紹介します!奈良高専を志望する、または奈良高専に進学するか迷っている中学生や保護者の方々にこのブログが役立てば幸いです。
奈良高専の概要
①創立年月日
奈良高専は昭和39年(1964年)に創立されました。当初は機械工学科と電気工学科があり、化学工学科と情報工学科が続けて増設されています。その後、機械工学科が機械工学科と電子制御工学科に分かれ、現在の五学科の編成になりました。
②ディプロマシー
教育理念は、「創造の意欲」「幅広い視野」「自律と友愛」であり、学習・教育到達目標であるディプロマシーは次のようになっています。
- 人文・社会・自然・情報についての豊かな教養を持ち、自主的・継続的に学習ができる。[基礎力]
- 多様な個性や価値観を持つ他者と意思疎通し、同じ目的に向けて協働できる。[協働力]
- 技術者としての倫理観を持ち、責任ある行動でもって社会に貢献できる。[社会貢献力]
上記の3つに加えて、各学科で専門基礎力と専門応用力についての内容もディプロマシーに含まれています。
③アクセス
近鉄郡山駅からは、徒歩25分、奈良交通バスで15分、自転車で約15分から20分です。
JR大和小泉駅からは、奈良交通バスで20分、自転車で約20分です。
徒歩、自転車、バスなど使用交通機関は学生によってばらばらですが、全体的に自転車通学の人の割合が多いです。時間効率という観点では自転車が最もいいです。バスは本数が少なめですが、バスが来るまで学校で勉強する人が多く、特段時間を無駄にすることはありません。夏や冬に暑かったり寒かったりせず通学できるところがバス通学のメリットです。
④学科紹介
奈良高専は「令和7年度大学・高専機能強化事業」に選定されました。そのため、低学年に情報共通科目群、高学年に高度情報科目群を各専門分野で複数新設し、「専門教育×AI教育」が目指されています。これに伴い、学科編成が次のように編成されます。
令和9年度より情報工学科は、2コースに分かれ、AIを支える高度情報基盤の開発を学修する「コンピュータサイエンスコース」と、最先端のAIに関する研究開発やビジネスへのAI活用を学修する「データサイエンスコース」となり、高度情報専門人材の育成を目指します。
機械工学科、電気工学科、電子制御工学科は「システムデザイン工学科」に統合され、分野横断的に高度な情報技術を技術革新に応用できる高度情報活用人材の育成を目指します。なお、システムデザイン工学科は「機械情報コース」「ロボティクス情報コース」「電気電子情報コース」に分かれることになります。
物質化学工学科は「物質創成化学科」に再編し、マテリアルイノベーションを実現するデータ駆動型材料開発に貢献できる高度情報活用人材の育成を目指します。
このように情報工学科以外でもAI教育がなされ、奈良高専全体として専門教育に加えAIに強い学生の育成を目指すようです。
現在の学科編成で、各学科について紹介をします。
機械工学科
機械工学科では、ものづくりに必要な機械工学の基礎知識や技術を学べます。機械設計製図、機械工作実習、機械工学実験など実践授業が充実しており、設計・開発能力だけでなく、計測制御、電気・電子技術など幅広い分野の知識を得ることができます。奈良高専にはものづくり実験棟があり、金属3Dプリンタなどのアイデアを形にする設備が豊富です。
電気工学科
電気工学科では、半導体、新材料、情報通信エネルギー技術など幅広く電気・電子分野を学ぶことができます。回路やプログラムを設計する実践に取り組み、家電やロボット、ICTの仕組みを深く理解することにつながります。電気工学科は五学科の中でも元気で明るい印象が強いです。
電子制御工学科
電子制御工学科では、新しい複雑なシステムの開発ができる技術者を目標としています。機械、電気電子、情報、計測制御の4つの専門分野の基礎が学べるため、様々な観点からシステム開発を行えるようになります。実験や実習、演習の授業も多いです。
情報工学科
コンピューターの仕組みやICTを活用したシステムの開発方法を学び、モバイルやクラウドを組み合わせて新たなシステムを創造する能力を身に着けることができます。プログラムの仕組みや作り方だけではなく、情報を活用する方法や安全なデジタル社会を実現するために必要な理論や技術も学べます。
物質化学工学科
専門性の高い化学系、生物系、それらを利用する工学系科目を学びます。一年生から学生実験を行い、学んだことを生かしながら実験技術を身に着けることができ、環境・エネルギー・バイオ・新材料のプロフェッショナルを育てることを目的にしています。核磁気共鳴装置や熱分析装置など、最先端の分析装置が設備されており、実際に実験で使用できます。

学校生活について
①学生数と男女比
本科の学生数は1016人で、男子が73.7%、女子が26.3%です。専攻科生と合わせると奈良高専の学生数は全体で1093人です。物質化学工学科は例年男女比が1:1に近く、近年はどの学科も女子が増加してきています。私は女子が少なすぎると感じることは普段ありません。
②クラスの雰囲気
学科や学年によってかなり異なりますが、5年間同じクラスなので、クラスの仲はとても深まります。また、個性がある人が多く、気の合う人を見つけやすいです。レポートなどの課題を友達と通話を繋ぎながら乗り越えることも多いです!また、部活動などを通し、先輩との交流が盛んです。優しい人がたくさんいて、毎日楽しく登校できています!
③校則
髪色や服装など、普通校と比べて自由な部分が多いです。在学していて、校則に関して何かを注意されている人をあまり見たことがありません。しかし、学生の自己判断のもとの自由であり、何でもしていいわけではなく、自分の行動には責任を負う必要があります。2年生までは必ず制服登校ですが、3年生からは私服で登校する人が多く(制服で登校している人も一定数いる)、各々好きな服装で授業を受けています。
④年間行事(2026年)
| 月 | 年間行事 | 備考 |
| 6・7月 | 高専大会(近畿大会) | 各部活が一年間の成果を発揮する場です! |
| 10月 | 社会工場見学 | 各学科、それぞれの専門で活躍している企業へ見学に行きます。普段勉強している内容がどのように役立っているのか実際に肌で感じることができる重要な機会です。高専のOG、OBの方々の話を聞けることがあります。 |
| 10月 | スポーツ大会 | クラス対抗、学科対抗などで様々なスポーツを行います。昨年はeスポーツ大会も行われ、盛り上がりました。 |
| 11月 | 高専祭 | 学科展や、部活の模擬店が開かれており、高専祭実行委員の企画もあって、一年で最も盛り上がる行事だと思います。一般の人も多く来場します。毎年、後夜祭で打ち上げる花火は圧巻です!!! |
⑤部活動
体育部
アーチェリー、合気道、弓道、剣道、硬式野球、サッカー、柔道、少林寺拳法、水泳、ソフトテニス、卓球、テニス、バスケットボール、バドミントン、バレーボール、ハンドボール、ラグビー、陸上競技
文化部
からくり、機械研究会、軽音楽、茶道、将棋、吹奏楽、美術、放送、システム開発研究会、情報処理研究会
同好会
化学同好会、合唱同好会、クイズ研究会、手芸同好会、数学同好会、生協学生同好会、電気技術研究会
大会の出場や優勝を目指して部活動は盛んに行われています。
⑥奈良高専の施設
奈良高専には学生をサポートする様々な施設、設備が整っています。
ものづくり実験実習棟には約20種80台の加工設備が整っており、卒業研究や課外活動でアイデアを形にすることができます。情報処理演習室には約50台のパソコンが設備されています。また、ものづくり設備が配置され、主体的に利用できる起業家工房(Hub×Fab)もあります。共通機器管理センターでは、高度な分析機器が整備されています。これらの機械は非常に高性能で実際に現場で使われるようなもので、高専生は実験で用いることができます。
グローバル工学協同教育プログラム(GECEP)について
奈良高専には、グローバルに活躍できるエンジニアを要請するため、正課外の特別プログラムとして「グローバル工学協同教育プログラム(GECEP)が開設されています。受講者は海外協定校と交流したり、希望する人は、補助金をもらって海外研修に行くことができます。私は実際に海外協定校の学生と交流し、奈良県を散策したり、プレゼンテーションを協働で行ったりしました。海外協働研修では、これまでにマレーシアやタイに一部受講者が行っていて、とても充実した活動ができたようです。海外の学生とコミュニケーションをとることができ、とても学びになるいい機会が得られます。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。奈良高専の魅力が伝わるとうれしいです!
興味を持った方は、ぜひ、学校説明会や体験入学、高専祭などにぜひ足を運んでみてください。
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ライター情報
[出身高専] 奈良高専
[氏名・ニックネーム] N
[自己紹介] 高専がどんなところなのか、魅力を少しでもお伝えできれば幸いです。













