高専を途中で辞める人の特徴とは?よくある理由と後悔しない選択

はじめに

 「高専に進学したけど思っていたのと違った!」という声をよく耳にします。実際に高専を辞めてしまう人も一定数います。一方で私は、「高専に入って本当によかった!」という人もたくさん見てきました。

 このブログでは、現役高専生として、高専を途中で辞めてしまう理由や、逆に、高専に向いている人の特徴はどのようなものなのかを紹介しています。高専に進学するか悩んでいる中学生の皆さんの、進路決定の参考になれば幸いです!

高専を途中で辞めてしまうのはなぜ?

理由①:勉強が楽しくない

 高専を辞めてしまう理由のほとんどは、「専門の勉強がおもしろくないから」です。

 そもそも高専への志望理由が、「大学受験をしたくないから」や「推薦で受験できるから」である場合、比較的高専生活が楽しいと感じにくいです(もちろん個人差はあり、これらの志望理由の人でも高専生活を大いに謳歌している人もいます)。高専は学年が上がるごとにどんどん専門科目が増えていくので、その専門科目に何の興味もないと日々の授業がしんどくなっていきます。その結果、五年間も興味のないことをみっちり勉強しないといけないという辛さから、高専を辞めてしまう人が出てきてしまいます。

 中学生の頃に理科や数学が好きだったり、専門分野に少し興味があったりして入っても、実際に専門的な内容を勉強すると実際は全く楽しくなかった、なんてことも十分にあり得ます。「少しの興味がある」と「その学問をおもしろいと思える・楽しめる」というのは実は結構違う状態であるということをぜひ知っておいてもらいたいです。

理由②:課題が大変

 高専を途中で辞めてしまう二つ目の理由は「課題がしんどいから」です。学科にもよりますが、一般的な高校と比べ、高専はレポートや課題の量が非常に多いです。理由①とも関連しますが、もし全く面白いと思えない内容だった場合、これらの課題を日々こなすのは苦行となります。仮に面白いと思える内容だったとしても、毎日の課題に追われ、高専を辞めたいと考えてしまう人はいることかと思います。

 しかし、個人的な意見になりますが、一般的な高校には大学受験があるため、しんどい思いは結局どの進路を選んでもすることになると思います。もちろん高専のレポートや課題は大変ですが、仲間と協力し合って乗り越え、身に着けた知識や技術は確実に自分の財産になります。振り返ってみるとなんだかんだ楽しかったなと当時の記憶を思い返せたりもします。確かに課題のしんどさを理由に高専を辞めてしまう人はいますが、決して乗り越えられないものではありません。

理由③:校風や友人との波長が合わない

 高専では5年間クラスメイトが変わらないので、馴染めなかったり人間関係のトラブルがあったりして、高専に通うことが楽しくなくなり辞めてしまう人もいます。しかし基本的に、クラスメイトは5年間という長い期間を共に協力して過ごす仲間たちなので、必然的に馴染んだり仲良くなったりします。深夜に通話を繋いで、みんなでなんとかレポートを仕上げるなんてことも日常的にあります。少なくとも私は高専でいじめを見たことがありません。高専生は、一人ひとり個性が強めで、各々のびのびと学校生活を送っているように思います!また、部活動に入ればそこでのコミュニティもできますし、一人は気が合う人がいるはずです。人間関係については不安に思わなくて大丈夫だと思います。

高専退学後の進路は?

 高専を辞めた人の進路は様々ですが、その中から2つ紹介します。

 1つ目に、高卒認定をとり、その後就職したり大学進学をしたりする進路が考えられます。高専に向いていないと思ったり、他に勉強したいことやなりたいものができたりした場合、努力さえすれば別の進路に切り替えることは可能です。高専に進学すると後戻りできないと思われがちですがそんなことはありません!

 2つ目は、美容系専門学校への入学です。私は実際に、美容系専門学校へ進路を変更した先輩の話を聞いたことがあります。

 できるだけ進路選択前に後悔しないか考えることが大切ですが、入学した後に高専を辞めたいと思った場合でも、他の道は残されているということを知ってもらいたいです。

高専に向いている人とは?

①受験したい学科の専門科目が心底大好きな人

 「少しの興味がある」と「その学問をおもしろいと思える・楽しめる」というのはかなり違うと述べましたが、受験したい学科の専門の内容が心底好きな人は間違いなく高専に向いているといえます。

②勉強自体が好き、もしくは、好きではないことも努力できる人

 志望する時に強烈な興味を持っている人は実は少ないのではないかと思っています。私も自分の専門に対して、おもしろそうだなと思う程度でした。では、そういった人は高専に向いていないのかというと全くそんなことはありません。勉強自体が好きだったり、好きではないこともちゃんと努力できる人は高専に向いています。「強烈な興味はないけどやっていけるかな」と心配しすぎないでほしいです。仮に専門内容があまり面白くなかった場合、後悔をするかもしれませんが、それでも勉強を頑張ることができれば、受験用ではない、実際に使える知識や思考力や技術を身に着けるための高専の授業に、しだいに面白さを感じられるようになるはずです。私も専門科目が忙しすぎて楽しさを感じられない時期がありましたが、勉強を続けるうちに少しずつ理解が深まり、実験でできることも増えてきた今は、面白いなと思えるようになっています!

面白いようにするのも自分自身です!

理系科目が得意ではないけど高専志望しても大丈夫??

得意でなくても、理系科目が好き・興味があるという方はついていけます!専門科目はいきなり難しいことを勉強するわけではなく、基礎から順を追って学んでいくため、現段階での理系科目の得手不得手はあまり関係ありません。数学では得意な人に比べて苦労を多少することになると思います。しかし、高専の数学は受験のためのものではなく、応用より基礎を大事にしたものなので、着実に勉強していけばついていけなくなることはあまりないです。どの科目においても、わからないことをなくし、自分で学んだことを消化していく力が大切になっていきます。好きであれば、自分で勉強を積み重ねられるので心配いりません!何より理系科目好きにとっては、高専は最高に楽しい場所になるはずです!

無料勉強相談って??

「高専に行ってみたいけど、勉強についていけるか心配…」、「受験対策は何から始めればいいの?」と不安に感じている方もいるかもしれません。そんな方のために、高専入試に特化した学習塾・ナレッジスターでは無料の勉強相談を実施しています。高専受験のプロである講師陣が、一人ひとりの状況に合わせてアドバイスしますので、安心してご相談ください。あなたもナレッジスターと一緒に、高専合格への一歩を踏み出してみませんか?きっと夢への道筋が見えてくるはずです!


まとめ

 高専は、専門を深めるのに最強の環境が整った場所です。一方で、専門への興味を無くした人にとっては厳しい五年間を過ごす場所となります。自分の興味としっかり向き合い、後悔しない進路選択をするのに、このブログが役立てば幸いです!

ライター情報

[出身高専 学科] 奈良高専 物質化学工学科
[氏名・ニックネーム] N 
[自己紹介] 奈良高専物質化学工学科に在学中です!高専がどんなところなのか、魅力を少しでもお伝えできれば幸いです。

\締切間近!/